最終更新日：2001.09.02
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ＮＨＫラジオ フランス講座
入門編「ロワール・夏の思い出」
講師：立花英裕 マリ・ガボリオ
1999年前期、2000年後期放送
月曜日から木曜日までの、週に四日間開講されるフランス語入門講座。立花先生の「ロワール・夏の思い出」では、フランス語の基本にあたる文法を、非常に明快にわかりやすく、きめ細かに教えてくれます。
フランコフォンによるスケッチでフランス語の響きに触れながら進行するのは、他のフランス語講座と変わらないのですが、立花先生の講座の特色は木曜日の「まとめと展開」にあります。
月曜日から水曜日までは、スケッチを聞き、発音し、ポイントとなるセンテンスと文法についての説明があります。そして木曜日には、週の最初の三日間で学んだ文法をより体系的に、解説、説明されるのです。このスタイルは学習者にとって非常に効果的で、最初に分からなかった部分があったとしても、最後に整理し、理解することが出来るのです。
非常によく考えられているとうならずにはおられない点として、いかにも学習者が疑問に思いそうな箇所が、実に的確なタイミングで説明されるところでしょう。これは、非常に地味ながら大きな特長です。この、懇切丁寧な構成があるおかげで、分からないことを分からないままに投げ出してしまうということから、学習者を守ってくれるのです。
僕がはじめて聴いたラジオフランス語講座は、この立花先生の講座でした。この出会いは、非常に仕合せなものであったと思います。そして、今また再放送というかたちでこの講座を受けられることがうれしいです。
いつの間にか忘れてしまっているところ、勘違いして覚えてしまっているところを、一から整理し直すチャンスです。
心機一転、応用は基礎の上に築かれることを、しみじみ体験してみるつもりです。
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