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二千三年のお年賀

 毎年、年始っから文字ばかりというのも芸が無いので、今年は図案なぞに手を出そうとしたのですが、どうやらそれがうまくいきません。最初は羊と対話する人という、ちょっとメルヘンなものを画策したのですが、どうもすれっからしの私です。メルヘンは向いていないようなのでした。よって、すれっからしの、色気もなにもない年賀状です。

 使用ソフトは、今年もむだに豪華です。Macromedia FreeHand 10で羊の原形を作って、Macromedia Fireworks MXでテクスチャの適用と文字の追加を行いました。

 FreeHandでの作業は以下のとおり。まず多角形ツールで頂点十五の鈍角気味星形を作成します。これを上下に圧迫、扁平にしてから、とんがりの先にあるポイントの種類を変更し、ハンドルをいじくってまあるい形に変えていきます。これを合計十五回。こうして、羊本体のもこもこを作りました。

 続いてはペンツールで、羊の顔を作ります。ペンツールは苦手ですが、クラリスワークスのベジェよりもずっと使いやすいので、なんとか顔らしいものをやっつけました。

 以上二つを、適当にサイズを調整したりして組みあわせて終了。作業はFireworksに移ります。

 FreeHandのファイルを直接Fireworksで開いて、新規ファイルにオブジェクトをコピーしてペースト。適当によさそうなテクスチャを適用して、文字を打ち込んで、位置の微調整をして終了。今回は文字も少なめ、余白が多め。手抜きに見えるかも知れませんね。そう見えた人は、よい判断力の持ち主です。

 作って印刷して後に思ったことがひとつ。羊には角か耳かを付けてやれば、もう少ししっかりしたものになったんじゃないのかな。でももう出しちゃったものだから仕方ないのです。

  1. [二千三年年賀状]

 なお、小さく書かれている右下の文句は、

Brebis égarée
On cherche un meilleiur demain.

「迷える羊、僕たちはよりよい明日を探している」ほどの意味です。


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公開日:2003.01.04
最終更新日:2003.01.04
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