もうひと月も前になるのか。裏が取れないといって嘆いていたが、取れるようになった。メトロノームのクリックを8分の裏拍ととらえて弾くというもの。どうしても弾けなかったのが、ゆっくり鳴らしたメトロノームのクリックに合わせて、タタンタとスラップする(ンはミュート)。開放でこれができるようになったら、3フレット、5フレットと動かして、それができるようになったら、楽譜のとおりに弾けるようにして、そしてテンポを上げていく。
裏を感じとれるようになったのか、それともただ裏拍をメトロノームのクリックに合わせることができるようになったのか、どちらかはわからない。ただ、面白いことに、この練習をしていると、スラップの叩く位置が違ってくる。指板の上で叩いていた。これは、裏拍をはっきりと感じようとして、アクセントを付けようとしたってことなんだろうか。慣れてくれば、指板の上で叩いたり、あるいはピックアップ寄りで叩いたり、そうした使いわけができるようになるだろう。しかし、拍の感じかたの違いで、弾き方が変わるとは思わなかった。それはつまりは、求める音が違うってことなのだろうと思う。
しかし、練習していれば、なんとでもなるものなんだな。みっちりとこればかりやったら、1週間かからなかったかも知れない。けれど、遅くともできるようになったのだからよし。この調子で教本を少しずつでも進めていこう。