ベースをアンプに繋いで、アンプのトーンを全開、ゲイン、ボリュームを上げていくのに音が出ない。なんでだ、おかしいな。そう思ったら、ベース側のボリュームが0だった。そりゃ出ない。出るわけがない。これはたまたまベースだったが、ギターでもよくやることだから困る。
ムスタングだと、これにもうひとつ可能性が加わる。ムスタングをアンプに繋ぐ、アンプのオーバードライブスイッチをオンにして、ゲイン、ボリュームを上げていく。音が出ない。ギターのボリュームが0だった。全開にする。それでも出ない。なんでだ、ケーブル断線? ギターかアンプが故障した? いろいろ考えて、ああ、ピックアップのスイッチが両方オフになってたわ。そりゃ出ない。出るわけがない。
ムスタングを使っている人の中には、なにかの弾みでスイッチが両方オフになることを怖れて、リアを固定したりするなど、そうした工夫が見られるらしい。私は当面、ムスタングを外で使うことはないだろうから、そうした心配は無用だが、しかし覚えておいてもいい工夫かもは知れないなどと思った。知っておけば、とりあえず、音が出なくて慌てることも減るだろう。