今日、YAMAHAの古いガットギター、No. 45の弦を張り替えた。弦交換の記録を見れば、前回の交換は昨年の8月だったらしい。そうか、1年交換してなかったのか。いくらなんでもそれは酷すぎると思ったが、しかしそれでも特に問題なく弾けていた。ナイロン弦は長持ちするものなんだな。
さて、ナイロン弦の張り替えはいまだ慣れないものであるが、その慣れないうちでも一番にあげられるのは、音程の安定しないところだろう。弦を張る、音を合わせる。次の弦を張る間にその音はすっかり下がってしまう。そんな具合に、安定しない。しかし、これは張り方もまずいのだろう。張る際に、たるみができているのだと思う。ブリッジにくくりつけるところで、ヘッドのペグにむすびつけるところで、また巻き上げる前に弦をピンと張った状態に持っていけていない。そうしたたるみが、音程のどんどん下がっていく原因となっているのだろう。
次にナイロン弦の張り替えをするのがいつかはわからないが、次の課題は、ペグを巻き上げる前の状態でたるみをなくす、これでいこうと思う。それができて、それでも下がるというのなら、それはもうしかたのないことだと思って、諦める。