12弦ギターの受け渡し

 余ってるギターがあったらくださいと、日頃からいいまくっていた効果があったのか、よかったらあげますよとのありがたいお申し出。そのギターというのは、YAMAHAのFG-230。調べてみれば12弦ギター。おお、いつか欲しいと思っていた12弦が、ひょんなことからいただけることになった。なんてありがたい話だろう。そして本日、ギターの受け渡しにいってきた。

 待ち合わせ場所にて、ギターケースを目当てに探せば、黒く、昔風のデザインのギター。これに12弦ギターが入っているという。けれどいきなり駅前、雑踏の最中で開くのはまずい。なので、ちょっと用事を済ませてから、ギターケース空けられるような場所に移動して、雑踏といえば雑踏なんだが、ちょっとした待ち合わせのメッカ、ギター弾いていてもさほどおかしくなさそうな場所(かどうかは知らんが、少なくともまわりの誰も気に留めていなかった)に移動して、試しに少し弾いてみた。

 弦は当時のまま。また、ペグの錆がひどいという話だった。ペグが弱っていると、心棒が折れたりするのだが、見てみればそこまで悪くはない様子。まわせば問題なく巻き上がるし、ただ弦がテンションに耐えられないかも知れないと思って、半音下げでチューニング。しかしだ、12弦ギターはチューニングが面倒だな。ただでさえ面倒くさいというのに、それが倍。オクターブで合わせるというさらに面倒くさい手間があって、しかしこうでないと得られない効果があるのだから、手間を厭うようではいかんのだ。

 チューニングは弾いている間にどんどん狂っていったが、今はまあ試しなので気にしない。それよりも、12弦特有の問題というのか、複数の弦を一度に弾くというのは、慣れていない分難しく、特にベースだろうか、オクターブ高い複弦だけを弾いてしまうと、なにしろ音が高いのだから、ちっともベースとして機能しない。これはこれでありとは思うが、弾くならきちんと2本とも弾けるようにならんといかんなあと思った。なので今回は、フラメンコはアルサプーアの要領で、親指爪先使って複数弦まとめて弾いて、しかしこれ、楽しいじゃないか。練習して、慣れる価値は充分にあると思ったね。

 その後楽器屋に移動して、弦を1セット購入。メインの楽器ではないから、そんなに弦をたくさん買う必要もないだろうとの判断だが、今後どうなるかはわからない。まあ、とにかく、弾く時間を増やしてやれということはあるかと思う。


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公開日:2008.05.18
最終更新日:2008.05.18
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