宮脇俊郎の『みるみる上達! 究極のギター練習帳』で、ピックは薄いものがいいといわれていたものだから、薄めのピックを何種類か試してみて、フラットトップギターを弾く時にはJim DunlopのTortex .50を使うようになったのだが、職場に置いてあるギター、そいつを弾くピックは未だにミディアムのままだったりする。
ミディアムのままであることに大した理由はなくて、以前持っていったピック、それをそのまま使っているだけという話。私はなんでも、とりあえず標準っぽいのから使うようにしているのだが、ミディアムというからにはこれが中庸なのであろうと思って数枚持っていた。それが今も残っている、それだけの話だ。
職場に置いているギターは、古いYAMAHAのナイロン弦ギター。それにミディアムのピックを使えば、なんともいえず硬い。ピックがまったくしならない。軽く持つようにして、弦に当たる時に力が削げるようにしているのだが、それでも硬い。これは駄目だな。もっと薄いピックにしないと弾きにくい。そう思うくらいに、薄いピックに慣れてしまったようだ。
硬いピックで弾くと、音は強く出るが、反面表情には乏しくなると感じる。扱いがうまくなれば、それでもニュアンスを出していけるようになるんだろうが、今はまだそういった弾き方はできないようで、だからまだしばらくは薄いピック中心で弾いておくのがいいのかも知れない。なので、ナイロン弦に向くより薄いピックを探してみようかと思っている。