弦が高いぜ、値上がりしてたぜ

 弦のストックを使い果たしたので、久しぶりに弦の安い楽器屋へいったのだ。目当てはJ. D'AddarioEJ16、前にいったのは一体いつの頃だったか、弦は変わらぬ場所に変わらぬように置かれていたのだが、しかしそれでも変化があった。パッケージが変わっていた。以前のパッケージはギターに限らず各種弦楽器勢ぞろいといった趣であったが、新しいパッケージはフラットトップ大集合になっていた。紛らわしさを避けるためだろうか。確かに以前のパッケージはエレキギターどころかヴァイオリンまで写ってたものな。だが、新しいパッケージはギターだけ。これなら間違いにくいだろう。

 さて、もう一点違いがあった。それは値段だ。以前は弦1セット550円くらいで買えていたような記憶があるのだが、それが660円に上がっていた。約100円の値上がり。正直驚いた。一体いつ上がったのか。こまめに楽器屋覗いていたわけではない私にはわからないが、しかし100円は大きい。弦を10セットまとめて買って以来、楽器屋にはほとんど足を向けていなかった。1年前後というところだろう。その間に2度ほども値上げがあったのか。あるいは1度の値上げでこれだけ上がったのか。わからない。しかし確かなのは、弦は安いものではなくなったということだ。

 いや、前からそんなに安いものではなかったが、しかしそれでも結構押さえられていたのかも知れないな。ここ数年、弦どころかギター自体の値上げもちらほらと見られたわけで、デフレといわれていた時代に、無理に価格押さえて競争してきた、それが今の原油の高騰、様々なものが値上げされている。あるいはこれは適正価格に戻ってきているということなのかも知れない、と思えば、弦1セットが660円というのも騒ぐほどに高いものではない。なにしろ、なくても生活できる品だ。趣味のためのものに過ぎず、それに大人の趣味で消耗品が660円なら充分に安いというべきものだ。

 といったわけで、10セット買ってきた。これらを使い切る時、状況はどのように変化しているだろうか。それがわかるのは、おそらく1年後だ。楽しみにしたいと思う。


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公開日:2008.02.25
最終更新日:2008.02.25
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