私らの世代でウクレレというと、つじあやのや高木ブーではなく、ましてやハーブ・オータではなく、やはり牧伸二だろう。ウクレレ片手に漫談をするというスタイルは、一度耳にすれば忘れることのできないシンプルかつ魅力的なもので、いい感じに力の抜けたその演奏及び歌唱は、ぼやき漫談のぼやきの部分をいい感じに薄めてくれて、嫌みがない。実によいあんばいにでき上がってるじゃないか。
そんなわけで、ウクレレを弾けるようになって人前で披露しようというときにはお勧めのウクレレ漫談。この間ウクレレを弾いていたとき、偶然コード進行が分かったので紹介しておこう。
ウクレレ漫談のキーはおそらくin G。使われているコードは、Key GのI、IV、VであるG、C、Dだけと思われる。非常にシンプルで覚えやすく、これができるようになると応用も利く。練習して損はないと断言する。
G C D A|---2---3---0---| E|---3---0---2---| D|---2---0---2---| G|---0---0---2---|
Key G 4/4 Couplet |G---|G---|G---|G---| |C---|G---|D---|G---| Refrain |C---|G---|D---|G---|
コードに関してはいうまでもない。Key GのI、IV、V。このI、IV、Vが分かると、できることが一気に増える。ぜひ覚えよう。
コードの進行、クプレ(Couplet)と書かれたのがねたの部分。ルフラン(Refrain)が「やんなっちゃった」の部分。コードの変更は各小節の頭の部分で、小節を分割するような進行はなし。
DはD7にしたほうが終始感が出るのだが、この曲に関してはDのままのほうが良い感じ。ルフランの終始のGは、ちょっと高目の音が出て落ち着かないのだが、まあそのへんは気にしないでおこう。
なお、牧伸二のウクレレ漫談を聞いたのは何年前かもう分からないくらい昔なので、キーにしてもなんにしても間違ってる可能性が非常に高い。でもこれで問題なく歌える。気になるという人は、自分でも調べてみよう。