ADSL開通を心待ちにしていた日々。その日々も今では懐かしく、決して豊かではなかったものの、些細なことに一喜一憂した心躍る日々だと確信できます。そうなのです、ADSL開通しました!
ADSLモデムが届くのを心待ちにしていた日々。その模様は、すでに皆さんにお伝えしたとおりです。So-netのサイトで見るかぎりでは、モデムは工事日前日を目安に発送されるとのこと。でも、いくらなんでも前日はないだろうと、前々日には着くだろうと高を括っていたのです。
すいません、ごめんなさい。見くびっておりました。モデムは、本当に前日に届けられたのです。
この仕事きっちり態勢。ちょっと驚きというか感心。正直、やるなあという思いがよぎったのです。
So-net(アッカ・ネットワークス)から届いたモデムは、富士通製、ルータタイプのモデムでした。So-net Acca 8Mでは、ルータタイプだけしか選べません。
このモデムというのを、縦置きだと勝手に考えていたのが大間違い。モデムは、平べったい横置きタイプでした。これで、モデムを電話台の後ろに立てておくというレイアウト計画がいきなり崩れます。仕方がない、電話台の上に置こう。不便だけど、仕方がない。
でも、思ったよりも小さかったモデム。これなら、まあ、それほど邪魔にはならなくていいかなあ。
ADSLは、電話線が長くなるほど信号の劣化が著しくなり、速度が低下するといいます。なのでユーザーによっては、より太く短いモジュラーケーブル、ノイズを除去するフィルターなど、さまざまな工夫をこらされているといいます。なので、僕も少々電気屋なぞにいってみたのでした。
最初は、Ethernetケーブルを買うだけのつもりだったのです。例のELECOM製「スーパーフラット イーサネットケーブル」目当てだったのですが、思わず別のケーブルを手にしてしまいました。それは、Harmonet(協和電線産業株式会社)製の「ブロードバンドLANケーブル」。モジュラーケーブル並に細く、しなやかで、取り回しが容易です。Ethernetケーブルといえば、太くてごわごわでといったイメージがありますが、そういったものを払拭させる出来ですね。
しかもその上、この会社はエコロジー、環境問題に敏感でありたいという姿勢を見せています。このへんは、好ましいです。頑張れ、環境優先会社。応援したくなりませんか? なりますとも。
さて、実をいうと50cmのツイストペアモジュラーケーブルも欲しかったんですよ。でも、いった電気屋にそれはなかった。5mのものしかなかったんです(長すぎです)。でも、ちょっと疲れてたりしてたので、Sofmapまで足を運ぶ気力はなかった…… モジュラーはまたの機会にしませう……
ADSL開通の日がやってきました。ですが、僕は仕事。ISDNからアナログへの工事は午後にしてくれるよう依頼していたので、僕が帰宅するまでうちの電話は不通になります。まあ、さして問題はないですね。
帰宅すると、真っ先にTAのランプを確認。しっかり点滅してます。ということは、無事工事が済んだということでしょう。
まずは電話を繋げるのが急務と思われました。TAのアナログポートからモジュラーを抜くと、とりあえずそれをスプリッタ経由でモジュラーコンセントに差し込みました。僕の回線確認は、いつもきまって117。でも、繋がりませんでした。な、なんでや!?
理由は簡単。電話の設定が、プッシュトーンのままだったからです。これを回線にあわせて、ダイアルパルスにしてやらないといけない。でも、どうやったら設定変更できるのかが分からない。山のような説明書の奥から電話機の取り扱い説明書を引っ張り出すと、目次を見て、インデックスはなくて、トラブルシューティングにも記載はなくて、頭から最後まで目を通して、それでようやくマニュアル記載なしということが分かりました。
仕方がないですね。113に電話しましょう。電話機の故障の際には、113が適当です。モジュラーを抜いて、もらいものの留守番電話を接続。設定をトーンからパルスに変えて、113に電話をかけました。そうしたら、業務終了なのですね。しかたないなあ、116に電話です。こっちも業務は終わっていました……
どーしよー。そうだ、ネットで確認したらいいんだ! とにかく、ADSLに接続しよう。
Ethernetハブを、ADSLモデムに繋げることからはじめます。その後、「スーパーフラットケーブル」をLC630に、iBookには「ブロードバンドLANケーブル」を接続です。とりあえず両方を立ち上げました。
設定は、マニュアルに記載されているとおり。僕は、こういうことには、素直に従います。TCP/IPの設定を済ませ、Internet Explorerでモデムにアクセス。こちらの設定も完了させました。モデムの再起動を待ち、そして、接続。
うっわー、はやー。
最初の感想は、そんな感じでしたね。
さて、ネットも繋がったことですし、問題の電話機の設定方法を調べることにしましょう。まずは、電話機の販売元であるNTTにいって、機種名をキーワードにして検索してみます。ヒットしませんでした。
しかたないなあ。僕は、困ったときはGoogle頼みと思っているので、Googleにアクセスして、思いつくかぎりのキーワードでもって検索。で、でてきやしねえ…… やっぱ、平成元年の機械は、もう時代遅れなのかあ……
なので、週末に113することにしましょう。それまでは、留守番電話に頑張ってもらいます。
とりあえず電話は復旧しましたが、まだすべきことは他にもありそうです。それは、主力の電話機である、ホームテレホンに繋がるケーブルの異常な長さ。それを解消するというものでした。
今まで、電話は廊下にあったのです。でも、モジュラーコンセントは居間にあった。それが意味することは、恐ろしく長いケーブルが廊下を突っ切って、TAまで張り渡されていたということです。今回、ADSLモデムは居間に置かれることになったので、この10mを軽く超えようというケーブルは、まさに無用の長物、百害あって一利無しになったのです。
ケーブルが長いのは、ADSLにとっては困りものです。というのも、導線というのはそれ自体がアンテナみたいなもので、放っておくといらないノイズやなんかをどんどん拾ってしまいます。しかも、そのケーブルが10mを超えるとなると、拾うノイズの量もかなりなものになると推測されます。
というわけで、ケーブルを短くすることに決めました。
用意するものは、工具一式。
これだけあれば、完璧ですね。
電話のケーブルで使われているのは二線だけ。ということで、作業は線Aと線Bを間違えずに繋ぐことが重要になってきます。というか、ここさえ乗り切れば、後ははめ込むだけの簡単作業。馬鹿長いケーブルの、どちらがA線でどちらがB線であるかを確かめるために、電池と電球でチェックするというわけです。
モジュラーコネクタから、線を一本だけ外します。ケーブルは適当な長さで、これもまた線を一本だけ切断。被膜を剥いでしまいます。これを環状にして、電池と電球に接触、点けば正解、点かなかったらもう一本が正解という簡単な理屈。点かなかったので、もう一本の線が正解ですね。
それさえ分かれば、後はもう自動的。この作業は、十分もかからないほど簡単なものでした。
電話の復旧を確認したいのですが、先ほどもいった通り、現在ホームテレホンから電話をかけることは出来ないのです。携帯電話で自宅にかける、といいたいところですが、僕は携帯を持っていない。友人宅に電話し、電話をかけてもらうよう依頼するか、近所の公衆電話まで走るか。この二つしかない、どうしようかと思案しているところへ、運良く電話がかかってきました。
受話器を取ります。もしもし? しかし反応はありません。うわあ、工事は失敗だったかと思った刹那、無機的な女声が聞こえてきました。電話はNTTの、工事終了を告げる自動連絡だったのです。でも有り難いことに、これで電話が無事ということが確認できました。ADSLモデムを見ても、電話の着信で断線するようなことはない模様。
いい感じじゃないですか!
安心してホームテレホンと留守番電話を交換しておくことが出来るというわけです。
ようやく繋がり、諸々の懸念もとりあえず解消しました。となれば、後はお決まりの回線速度調査ですね。MacIEでもって、http://junkhunt.net/icsi/にアクセス。速度をはかってみます。
■インターネット回線速度調査(http://junkhunt.net/icsi/)
調査日時 : 2002/1/22 19:12:25
調査対象 : 211.128.50.235
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1回目 : 277162 Byte 2.27 sec 122.26 kB/s 978 kbps
2回目 : 267726 Byte 2.56 sec 104.66 kB/s 837 kbps
3回目 : 288956 Byte 2.46 sec 117.22 kB/s 937 kbps
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合計データ量 : 833844 Byte
合計伝送時間 : 7.29 sec
平均スループット : 915 kbps114.38 kB/s
あれ? おかしいねえ。なんだか遅いよ?
そういえば、MacintoshはTCP/IPを最適化しないと遅い、なんてことを聞いたことがあります。というわけで、Sustainable Softworksに再びアクセス。今回はIPNetRouterではなくって、TCP/IP最適化ユーティリティである、IPNetTunerが目当てです。
で、一応ダウンロードしてみたんですけど、よく分からんのですね。下手な考え休むに似たりという言葉があります。さっさと断念して、Windowsからアクセスすることにしました。
うちにあるネット対応Windowsマシンといえば、チャンドラしかありません。チャンドラを引っ張り出してきて、Ethernetを装着。しかし、なんで使用機器として、LANカードが認識されないんだろう?
ドライバがないからです。
仕方がありません。iBookで、Ethernetカード、CyQ've-ELA-010用ドライバをダウンロードすべく、株式会社サイキューブにアクセスです。対応ドライバのダウンロードページがすぐに見つかるあたりが、非常に好感触。ダウンロードも、さすがはADSL、あっという間でした。
ダウンロードしたドライバは、FDで移す以外に方法がありません。Apple Talk経由で、ドライバをLC630に送り、LC630からFD経由でチャンドラに引き渡します。
ドライバのインストールは、さすがPlug & Playを売りにしているWindows98です。コンピュータまかせで簡単インストール完了。ネットワークの設定も、モデム付属のマニュアルの通り済ませるだけでOKです。満を持して、回線速度調査を実施。さて、その結果は……
■インターネット回線速度調査(http://junkhunt.net/icsi/)
調査日時 : 2002/1/22 20:36:55
調査対象 : 211.128.50.235
--------------------------------------------------
1回目 : 268888 Byte 2.25 sec 119.51 kB/s 956 kbps
2回目 : 258043 Byte 2.09 sec 123.47 kB/s 987 kbps
3回目 : 271700 Byte 2.03 sec 133.84 kB/s 1070 kbps
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合計データ量 : 798631 Byte
合計伝送時間 : 6.37 sec
平均スループット : 1002 kbps 125.37 kB/s
なんか芳しくないので、サイトを変更してもう一度。
測定サイト http://speed.on.arena.ne.jp/ v2.0.8
測定時刻 2002/01/22 20:43:06
回線種類/線路長 ADSL/-km
キャリア/ISP ACCA 8Mbps/so-net
ホスト1 WebArena(NTTPC) 1.20Mbps(758kB,5.2秒)
ホスト2 at-link(C&W IDC) 1.14Mbps(539kB,4.0秒)
推定最大スループット 1.20Mbps(150kB/s)
コメント ACCA 8Mbpsとしては少し遅いですが収容局からの線路長が2km以上であれば問題ありません。(4/5)
なんか、ぱっとしない結果になってしまいました。
やはり、収容局から自宅までが遠すぎたのでしょう。だって、うちは山の中にありますから…… それに遅いっていったって、このあいだまでのモデム or ISDNに比べると、格段の速さ。二十倍は出てるわけですよ。これで遅いなんていったら、罰が当たるってもんでさあ。
それに、なにが有り難いといっても、常時接続ですよ。文書作成中に、途切れなしにネットにアクセスして情報をかき集められるということの便利さは、一度体験すればもう後に引けないほどなのです。
というわけで、僕は現状に満足してますよ。まあ、とりあえずは…… ということで、ADSL導入顛末でした。
でももしかしたら、続くかも知れない。