昨年末に急遽、あたかも思いついたかのように導入を決めたADSL。いよいよ、工事日を間近ににらむまでになりました。工事日は明後日、1月22日。いよいよ! と高ぶる気持ちを今は落ち着け、その足取りを振り返ってみることにしましょう。
ADSLの申し込みは、昨年の12月16日。慌ただしい年末、さらには申し込みキャンペーン真っ直中という時期に申し込んだものだから、もしかしたら遅れてしまうかも知れないと冷や冷やの日々。香港にいって家を空けていた四日のうちに、話が進んだらどうしようと心配したりした日々が嘘のよう。まったく動きがなかったのでした。
いくらなんでも、まったく動きがないまま年が明けるのも不安。もしかしたら、自分は忘れられているのではないかという疑惑も生じてきます。こうなったら、問い合わせだ。So-net Webサイトでサポートセンターの電話番号を調べ、電話を試みるもまったく繋がらず。サポートセンター回線状況を見ても、連日ものすごい問い合わせがあるんだろうなと推測するしかできやしない。
仕方がないので、メールを出しました。これが2001年12月26日でした。
メールの内容は、穏当なものです。申し込みをしてから十日間、音沙汰さえもありません。長く待たされている人もいて不安がよぎります。どうぞ、現在の状況がどうなっているか教えていただけませんでしょうか。まあ、こんな感じのメールです。
人の話を聞くと、メールで問い合わせても音沙汰無しで放置されているというケースもあるというではありませんか。メール、無事受理されるだろうかと思っていたら、なんとその日のうちに返事が! 速いぜ、So-net! 内容は、おそらくはテンプレートでしょう。ですが、このメールの翌々日に、ADSL工事日程を案内するメールがアッカ・ネットワークスから届いたのです。
偶然でしょうか? 偶然でしょうね。
うちは現在ISDNを利用しているため、アナログ回線に戻さなければなりません。ということは、NTTに工事を依頼しなければならないですね。でも、メールを受け取ったのが28日の夜。翌日はもちろん29日。
電話をしても、繋がりませんでした。うわあ、年始年末の罠にはまってしもたー。
正月が終わるのをじっと待ちませう。工事予定日は2002年1月22日だそうです。
営業再開は1月4日と勝手に決めて心待ちにしていたら、さらに一日待たされることのなってしまいました。いや、これは自分が悪いんだけどさ。
1月5日、NTTは116に電話。アッカの指示通りに、ADSL工事日にあわせてISDNからアナログに戻してくれるよう依頼しました。すべてはスムーズに動いているように感じられます。
そしてアッカに、NTTに工事依頼したよメールを返信したのでした。
1月5日にメールを送ったものの、アッカからは音沙汰もなく、So-netのサイト上で確認できるステータスも、まったく動きを見せませんでした。大丈夫か? また不安がよぎります。メール不達かもしれない。なので、
先日、1月5に、これと同じ内容のメールを差し上げましたが、無事到着したか不明であるため、再度送信いたしました。同じメールをすでに受け、手続きが完了していたのなら、ご容赦ください。
との断りを入れ、メールを再送信したのでした。
で、なんで14日だったのか? ちょっと焦りがあったんでしょうね。
ゲーム、『ネットでロン!』をプレイするために導入したソフトウェアルータ、IPNetRouter。僕はこのソフトが試用できることを知っていたので、このお試し期間を利用して、ADSL導入までの繋ぎにあてていたのです(ごめん、Sustainable Softworks)。その試用期間が21日間。ソフトを起動させたのが、2001年のクリスマス。というわけで、1月15日で使用期限が満了したんですね。
使用期限満了を目前にして、つい焦りが表面化した、というわけでした。まあ、わかりやすいこと。それよりも、また早くネット麻雀打ちたいよお。
アッカにメールを再送信した翌日、工事日確定メールが届きました。工事日は2002年1月22日とのこと。当初の予定どおりですね。
ともない、ステータスも動きを見せました。当日に「開通工事待ち(工事日未定)」へ、その翌日には「開通工事待ち(工事日確定済み)」へと移行しました。後は、ADSLモデム待ち。So-netのサイトでは、NTT工事予定日の前日が目安
と案内されているので、明日明後日には到着するでしょう。
というわけで、今僕に、できることはもうないのです。が……
ADSLの工事終了後、速やかに配線を済ませる必要があります。なぜか? だって、電話が不通になってしまいますから。僕は困らなくても、誰かが困るかも知れないでしょう? だから、当日慌てないようにと、今日のうちに配線状況を確認してみました。
うちの電話は、NTTのホームテレホンを使っています。実はこれが曲者。モジュラージャックの形状が違うのです。普通のモジュラーの倍のサイズ。なので、パソコン通信をはじめようとしたときにも宅内工事が必要でしたし、ISDNを導入するときにも同様でした。これが、今回も問題になってきました。
モジュラーケーブルが延々と這っているのは仕方がないとしましょう。でも、そのやたら長いケーブル(10m近い)が、外部回線に繋がるほうだと洒落になりません。だって、信号の減衰がひどくなるじゃないですか。ADSLは、可能なかぎりケーブル長を短くするのがよいと聞いています。なので、TAの裏面コネクタを確認。壁に付けられたコネクタが、外部回線に繋がっているほうだと分かって、安心しました。
でも、このコネクタに、長いケーブルも繋がってるんですよ。なんか変。分からないときは、中を覗くのが一番。というわけで、コネクタを開けてみました。
したら、モジュラーケーブルの四線のうち二本、青線と白線が外部に繋がっているようです。ところが、その同じケーブルの残り二本、茶線と黄線が別に分けられて、10mケーブルに直結されているのでした。
一体、これはどうなっているのだ?
分からないときは調べるに限る。でも、ネットではどうもしぼりきれず、知りたい情報を得ることができませんでした。仕方がない、ちょっと悔しいけど聞こう。116に電話です。
話を聞けば、屋内配線の状況はわからないので明確には答えられないが、ホームテレホンは四線、普通の電話は二線だとのこと。ということは、この青線、白線の二本が外部に繋がっているケーブル、もう二本は、使わない分をホームテレホンへの戻りとして利用していると考えるのが妥当でしょう。
この青白の二本だけで、現在、電話もISDNデジタル通信も通じているわけですから、おそらく、いやきっと大丈夫、に違いない、と信じたい……多分。外部と内部の電話の信号が、ひとつのモジュラーのなかに流れているのがちょっといやだけど、まあ干渉はするまい。そう信じて、工事日を待ちたいと思います。
うまく、うまくいきますように。