俺はADSLをやめるぞ!

 以前からの懸案であったADSLから光ファイバーへの乗り換え。遅い遅いといいながらも、当面目立った問題があるわけでもなかったから先延ばしにしてきたこの問題に、ついにケリをつける日がやってきました。そう、決断です。俺はメタル線を超越するッ! いや、誰の血も必要とはしないので、その辺はご安心ください。

光に切り替えるきっかけ

 私が光に切り替えようと思ったのは、以前にも少し触れたSecondLifeのボイスチャット対応が関わっていて、そう、ストリーム実験です。ストリーム音声で自分の歌を配信できないかなと、そういうことをもくろんでいるといっていた、その第一段階を踏み出してみたのでした。具体的にはSkypeを使って個人間での通話をやってみたと、そういう具合なのですが、これ、思ったよりも好感触が得られまして、実際向こう側での聴こえ方やなんかはわからないのですが、けど結構悪くないじゃんと、そんな印象であったのです。

 でも、Skypeの音質というのはかなり回線の品質に左右されるらしいといいますね。私が使っている回線はADSLであるのですが、これ、収容局からの距離が結構ある関係で非常に遅い。モデムの管理画面でADSLリンク速度をみてみると、下りが512kbps、上りで224kbpsとかなりの遅さです。しかも、これ実測ではないわけですから、実際のところはもっと遅いものと思われます。

 と、こんな悪条件でもちゃんと複数人と会話のできるSkype、正直すごいと思います。私の試した最大人数は七人ですが、けど聴いていた人の話によるとかなり音質は落ちていたらしく、人数四人に減ったときには、全然違うとの感想が得られました。そうかあ。やっぱり違うんだなあ。

 と、ここまでならそんなもんだで話は済んだんです。けど、ここで駄目押しがありました。それは、藤本健のDigital Audio Laboratory。第242回:Skypeとレコーディング機材でPodcast制作にトライ その2を改めて読んでみたところ、コンデンサマイク、光回線の組み合わせで、電話という概念を越える環境ができあがるらしいではありませんか。うわあ、これが本当なら是非試してみたいものだ。受け手ではない私が高速回線を手にしたらですよ、格段の音質向上が得られるんじゃないだろうか。そんな風に思ったものですから、これはやらねばならぬ、今こそが決断の時、とばかりに勢い込みまして、それでADSLからフレッツコースへの乗り換えを決めてしまいました。

 この決断に際し、実際に光を使っている人の話を伺ったところ、やっぱり違うらしいですね。特に、ネットラジオとかやってる人の話を聞くと、送り側の速度の影響はかなり大きいみたいです。と、そうなればやっぱり私が頑張るしかないんだな。と、一体なにをがんばるんかわかりませんが、とりあえず自分の音に投資してみようと、そんな風に思ったという話でありました。


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公開日:2007.04.09
最終更新日:2007.04.09
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