最終更新日：2006.10.06
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世界的にSPAMの増加が問題視されています。山のように送信されるSPAMはトラフィックを圧迫し、メールボックスを溢れさせ、メールというシステムを機能不全に陥らせています。これは実際他人事ではなくて、私が一日に百通近いSPAMを受けているというのは以前にも何度かいってきたとおり。Mail.appの迷惑メールフィルタがあるからなんとか我慢できるというようなもので、いや、正直我慢なんてできるような話ではないです。実際問題として、毎日百通を超えるSPAMを処分する中に、必要なメールをどうやら紛れさせて捨てていたらしいということが発覚して、私に関してはメールというシステムはもう駄目だ、破綻しているといってもいい状況です。
そんな絶望的な状況にあって、昨日は奇跡的にSPAMが少なかったのです。私が長くメインに使ってきたアドレスに届いた迷惑メールの数はわずか数件。その前日は、そのアドレスひとつだけで百を越えてもうへこたれそうだったというのに、数件。ついにSPAMerもあきらめたかと喜んで、そして今日に至っては一件もメールがきていなかったのでした。
一件も？ それはおかしい。SPAMだけならまだしも、メールそのものが一件も届かないというのはどうしたものだろう。メールボックスを確認してみて事態を飲み込めました。メールボックスがSPAMで溢れていたのでした。いや、もちろんSPAM以外のメールもあります。けれどそうしたメールは全体の一割にも満たず、残りはみなSPAM。しかも最近のSPAMは画像やなんかを使うから、サイズが無闇に大きくなって数十キロというのも頻繁で、そいつらが押し寄せるものだからメールボックスがパンクした。そりゃ、新着メールも届かないって訳ですよ。
Mail.appの設定を見れば、ダウンロードしたメールをサーバに残す期間は、一日、一週間、一ヶ月と選ぶことができて、私は一週間にしているのですが、どうにも最近のSPAM攻勢にたいしては一週間では長すぎるようです。じゃあ、一日にすればいいかといえばそういうわけにもいかず、誤って削除してしまった必要なメールを探すようなことがないとも限らない、一週間くらいは余裕が欲しいではありませんか。
でも、そもそものメールが受けられないというのは問題です。とりあえずサーバ上のメールを削除することで対処しましたが、この先また大量のSPAMがメールボックスを圧迫しないとも限らない。いや、きっとまた起こるだろうと思っています。
しかし、それにしても、届いたSPAMがわずか数通だったというあの日、SPAMがこないというのはなんて気分のいいことだろうと気分を新たにすることができました。でも、本来はそれが当然なのです。私たちはSPAMerたちのせいで、不快を得、有限の時間を失っています。本当に不愉快なことだと思います。許されないことだと思います。