Appleからリリースされているエントリーユーザー向けのノートブック、iBookシリーズについにG4プロセッサが搭載されました。といってもこれを心待ちにしていたわけじゃなくて、例によって例のごとく、masatsu氏によってもたらされた情報が発端です。情報は2003年10月23日。iBook G4 12インチモデル発売の二日前ですね。
これね、あの人きっと覚えてたんですよ。以前現行の白い筐体のiBookが出たときにどうかと勧められて、今更G3なんて中途半端だからいらない、G4出たらその時買いますよ、なんて適当なことをいってたんですよね、誰がって僕がですよ。現在使っているiBook SEはPowerPC G3 / 366MHz。クロックアップだけではやっぱりちょっと魅力に欠けました。搭載OSがOS Xだったこともありました。いや、Mac OS 9がいいというのではなくて、G3にOS Xだとさすがに重いだろう、という思いが強かったのです。やっぱり使えるなら快適に使いたいです。
というわけで、過去にG4が載ったらなんていってたわけで、この度G4が載りました、どうですかという話が出てきたわけです。いやどうですかっていわれても、もうネットとかコンピュータとか煩わしくっていやなんですよ、といっても一度手にした便利はもう放せません、なかった昔には返れません。インターネットも、コンピュータも、テレビも電話もラジオも、なかった昔に返ることはできません。そういえば、最近ハードディスクの回転音が不穏だったっけ、不安定な感じがするんだよな、いやだな、と思っていた矢先だからたまりませんでした。
翌24日にはアップルBTOにて発注をかけてしまっていました。
iBook G4 12インチモデルは10月25日に発売されました。ネットで情報を集めてみると、意外と好評、というかスペックに対しての安価がコストパフォーマンスに優れるとして、多くの人に受け容れられているような印象さえ感じられます。
そうかそうかいい買物をしたのかも知れないぞ、なんて思ってたのは最初だけです。というのは、その時点では14インチモデルの発売日が11月上旬としか発表されてなかったのですから。
さてアップルストアで我が注文状況を確認してみると、11/11/2003発送予定です。おおい、これ上旬じゃないよ。一体いつ着くというのでしょうか。
14インチの発売日が発表されたのは、10月30日のことでした。しかし注文状況に変化はありません。12インチユーザーの様子を思いだすと、発売日を過ぎてから着いていたような記憶があります。じゃあ、11月第2週発送かなあと思いながら、31日中に発送完了メールが来たら僕の勝ち、来なかったら負けで連休後の発送になると思い迎えた31日午後。
メールは来ていませんでした。
発送予定日を確認してみてたまげました。赤字でキャンセルの文字が加えられ、発送予定日が11/12/2003になってる! 10月31日、発売日前日のことです。なんでやねん、再オーダー扱いになったのか? というか、キャンセルってなんですか、キャンセルって。
わめいても仕方がありません。注文が多すぎて対処できないのだと、アップルも大変なのだと物分かりのよいユーザーのふりをしてその日はふて寝しました。
11月1日になって、発送予定日に変化がありました。おーい、出荷完了になってるよ。10/31/2003に出荷完了ということは、今日着くかも知れないってことじゃんか。
一日、家に張り付いていることにしました。
ギターを弾きながら待っていたら、トラック止まる音もさせず呼び鈴が鳴りました、ピンポーン。はいー、インターホン出てみると、佐川急便でーす。あれ、アップルって福山通運つかってなかったっけ? まあいいやと出てみると、代引きです、あれ? おかしいな荷物もいやに小さいぞ。
家族の荷物でした。というか、一万円なんて大金持ってないよ。すんません、夕方また来てください。
とんだ糠喜び。
知らない間に来て、不在票を入れていったんじゃないだろうか? あらぬ妄想に取りつかれています。でも心配なので郵便受けを見に行きました。
新聞が入っています、あと封書が何通か。不在票みたいなのはないなあ、と封書にアップルの注文確認書があるのを発見。いやあ、これもらってもなあ。
注文確認書には、納品日は交通事情、離島部および一部地域、その他天候によって変更される場合がある
とか書いてあります。今日はきれいに晴れ上がったまさに小春日和、秋桜を歌いたいくらいに綺麗な空です。じゃあ問題は交通事情なのか、それともうちが離島だからなのか。
福山通運は夜間及び連休中の配達はしないという情報を得る。ソースは信頼に足るもの。ということは、10月31日発送で、到着は11月4日なのか? それはひどすぎる。
このあたりから、ギターを弾いてる最中に幻聴が聞こえはじめる。トラックの走行音、ドアの開閉音、そして呼び鈴、ピンポーン。
ピンポーン、ついに来たか、インターホン飛びつくと、佐川急便。佐川の働きものめ!
幻聴いまだやまず、ひどさを増すばかり。
配送センターに取りに行くという選択もあったという。うちの地域の配送センターは、京都南支店らしい。地図を調べると車で充分行って帰れる距離。しかし運転手は僕だ、自殺行為である、待つことにする。
あきらめる、到着のことを書く予定を急遽到着しなかったことに切り替え、更新作業を開始する。
しかしまだあきらめきれない。車の走行音を聞くと、呼び鈴が鳴るのではないかと動揺する。呼び鈴は鳴らず、今聞いた走行音が現実のものだったのか、我が耳を疑うようになる。
本日の更新完了。風呂に入って寝る!
ちきしょー、明日になるのかなあ。
第一印象 >