iTunesに手持ちのクラシックを全部入れるかどうか。これは長く悩みでありました。というのもですな、クラシックは持ち歩いて聴くには向かないのです。音量の差があまりにありすぎて、ピアノ(弱音)の部分が聴こえないから音を大きくしたりすれば、フォルテ(強音)にきたときに耳が壊れそうになります。だからといって、サウンドチェックで強弱差を調整しようものなら、弱音主体の曲の雰囲気は目茶苦茶になるでしょう。こうした理由から、私はクラシック音楽を持ち歩いて聴くのは好みません。特に電車移動が主である私には、ポータブルとクラシックはあわないものであるのです。
けど、長く悩んできたこの問いに答えを出すことにしました。入れましょう。特に大きな理由があるわけではありませんでしたが、とにかく手持ちのCDを把握したいという欲求もあって、すべて入れてみようということに決めました。それに、一部古楽のCDは読み込んであったのです。イヤホンから流れる古楽の響きを聴いて、やっぱりクラシック音楽はいいなと思ったこと。これもクラシック読み込みに踏み切らせた理由のひとつでありました。
クラシック音楽を読み込もうと決めたのは2月26日のことでした。まずはグレン・グールドのアルバムから入れてみようと思います。というのは、私、グールドの録音はほぼすべてを集めたため、かなりの数があるのです(全集で持ってる)。なので、とりあえずこれを前哨戦として、容量だとかそういうのの様子を見ようと思ったのでした。
グールドのアルバム読み込みは、二日かかりました。グールドを読み込み終えた時点で、ライブラリはおよそ3200曲、12GBを超え、クラシックを全部入れたら20GB超えは確実と予想されます。
CDの読み込みは土日にかぎったため、進捗は実にゆっくりしたものです。3月8日に4800曲、18GBを記録。翌3月9日には5094曲を数え、総容量は19.89GBというのですから、改めてアップルのいう20GB、5,000 Songsというのは妥当な数であったと驚きます。
そして、本日3月20日にクラシックのアルバムをすべて読み込み終えて、ジャンルClassicalをブラウズしてみれば、374アーティスト、246アルバム、3982曲、12.6日、16.50GBと相成りました。
三百枚くらいは持ってるかと思っていたのですが、案外持っていなかったですね。もちろん同一録音を重複して持ってる場合は読み込んでないので実際にはあと数枚多くなるのですが、でもたった二百五十しかないというのはショックでした。
いや、別にショックを受ける必要なんてなにもないんですけどね。ただ、もうちょっと持ってるかなあと思っていたので、それで、ね。
クラシックを終えて、じゃあこれで終わりかというとさにあらず、今度はマニアックなやつをどうするか決めないといけないんですね。ゲームやアニメのサントラだとか、それらに伴って買ってきたドラマCDとかのことなんですが、サントラは入れていいと思うやつとあんまり入れたくないかなと思うやつがやっぱりあって、どうしようか迷います。それにドラマCD。これをどうするかなんですよね。
これらは、とりあえずポリシーを決めてから、ぼちぼち入れていこうと思いますわ。まあ、先はまだもうちょっと長いわけだしね。のんびり、のんびり。
しかし、クラシックをすべて入れ終えた時点でハードディスクの空き容量が残り20GBを割ってしまって、この先がちょっと不安になりつつあります。外付けHDD、買っちまおうかなあ。どうせ、いつか買うつもりものだったから、今ここで、思い切って買っちまおうかなあ。