だらだらと、非常に長い時間をかけてiTunesに読み込み続けてきたCDでありますが、この度ようやくすべて読み込み終えることができました。ああ、すべてといってもポリシーにしたがって読みこなかったもの、重複しているため読まなかったものは除きますよ。
手持ちのアルバムを読み込み終えて、私の所有するCDの全容が、ようやくおぼろげながらでも見えてきたように思います。iTunesでブラウズしてみれば、内訳は以下の通りとなりました。
最も所有する枚数の多いジャンルはClassicalの246アルバム、373アーティスト。少ないものは、Books & Spoken、Game、Gospel & Religious、Holiday、Metal、R&Bの、各1アルバムでした。ですが、デュープリズムやカルドセプトのサントラは、GameでなくSoundtrackに分類されているなど、あくまでカテゴライズは恣意的なものに過ぎませんから、少ないものをあげてもあまり意味はないと思います。
最も多く持っているアーティストは、801アーティストをすべて調べたわけではありませんが、まあ私の場合考えるまでもなくグレン・グールドでしょう。共演者のいるアルバムでは、アーティストGlenn Gouldで抽出しきれませんが、このためだけにスマートプレイリストを作るのも面倒なので、アーティストにGlenn Gouldだけが入っているものを数えてみると、45アルバム、1012曲、2.5日、3.43GBとわかります。さらに、グールドには重複して持っているため読み込んでいないアルバムもあったりして、つまり私の持ってるCDの一割はグールドであるといっても間違いないと思います。
さて、iTunesのライブラリは、各項目でもってソートをできるのですが、つまりこれを使えば、一番長い曲と一番短い曲というのを知ることができますね。
一番長い曲。それは、Glenn Gouldの "Concert Dropout" に収録された 'In Conversation with John McClure' でした。54:16分と、長大なトラックが魅力です。って、これは曲じゃないなあ。インタビューCDなんですよ、これ。
じゃあ、ちゃんとした曲ならなにが長いのでしょうか。時間の長さで次点に着けたのはSymphonia Quartettの演奏する "String Quartet, Op. 1" でした。36:14分の長大な一楽章形式の曲で、 "GOULD / Shostakovich / Poulenc" というアルバムに収録されています。ん? Gould? ええ、またグールドです。この曲を作曲したのがグレン・グールドなんですね。
なので、こんな風に長い曲にしても、グールドが勝ちを収めるという結果になったのでした。
じゃあ、一番短いのはなんでしょうか。えーっと、『ネクストキング 『恋の千年王国 音楽篇』』収録の、「あなたが1番」。4秒です。曲じゃないじゃん、となれば次は「おひるのバナナアワー (1) 「時報」」の5秒。「マイトガイン-アイ・キャッチ Type 1」の7秒、同じく7秒の「Rhapsody On A Theme By Paganini Introduction」、やっぱり7秒の「たいむあっぷ」。この中で、曲といっていいのはラフマニノフくらいからかなあ。でも、これって変奏テーマの提示みたいなもんだもんなあ。
と、こんな風に短い曲を探してみても、部分に過ぎなかったり、ジングルやらアイキャッチみたいのだったりと、なかなかはっきりしたものは出てきません。ジングルは曲なのかどうかといわれれば、曲でないとはいいきれないわけで、なのでまあ、「あなたが1番」の4秒が最短トラックということでケリをつけるのが一番いいような気がします。
なお、一番最後に読み込んだ記念すべき曲はなにかといいますと、牛若丸三郎太の『勇気のしるし』でありました。ええ、全部読み込んだと思ったらその後五枚ほどCDが発掘されてしまいましてね、一番最後に読み込んだのが、私のCD黎明期に買ったシングルCDだったというのも、なかなか面白いと思います。
いや、最後最後といってますが、もちろんライブラリはこれからも拡充されると思います。まだまだ広がっていくと思いますよ。