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マニアックなCDに対するポリシー

 iTunesにクラシックのCDを読み込んでHDDドライブも買って、この度の決断の速さは手持ちのマニアックなCDの扱いを決定したからでありました。もうすでにHDDの回でも触れていますが、マニアックなCDも全部読み込むと決めたのでした。繰り返すのもなんだから、引用しましょう。

マニアックなCDをiTunesに入れるかどうかという問への答をそうそうに出してしまったからなのですよ。ええ、入れるんです。ドラマCDも入れるんです。聞きたいものもあるかも知れないし、今聞けばまた以前とは違う面白さを見付けるかも知れないから、入れると決めたんです。それでパーティーシャッフルで聞くんです。

 今回は、この引用に対する補足です。よく考えたらiBookにはなんの関係もない話題ですが、まあ話のついでということで、脱線もちょっと許してください。

もうすでに読み込み済みのものが

 マニアックなCDの扱いをどうするかという以前に、実はもう読み込み済みのものが少なからずあったのですね。読み込み済みというのは、以前シングルCDを読み込んだことがありましたが、このとき、後々CDドライブを用意して繋いでという手間が出るのもいやだからと、手持ちのシングルをどんどん読み込んでいって、だもんだから、もちろんマニアックなシングルも中にはあるわけですよ。

 まあ、私はシングルをほとんど買ってこなかったから数自体は少ないんですけどね。でもシングルなら読み込んで、アルバムなら読まないというのも理屈が通らない。なので、ほぼアルバムも読み込むと決まっていたようなものなのです。

聴きたい曲が

 聴きたい曲があって、私はサントラは買わずシングルで買ったはずだから、ライブラリに入ってるはずだと思っていたら、実は入っていなかった。なんでかというと、マキシ・シングルだったからなんですね。ええ、最近はあの8cmのCDを見かけなくなりましたね。ほとんどマキシ・シングル化してしまったのではないでしょうか。

 さて、その聴きたかった曲というのはなにかといいますと、『あずまんが大王』がアニメ化された際についた主題歌なんですね。『空耳ケーキ』と『Raspberry Heaven』という歌なのですが、この『Raspberry Heaven』が実にいい曲で、6/8と3/4が交替するリズムの軽快なこと。それでもってメロディも美しい。この曲が聴けないのは困ります。

 まあ他にも、聴きたい曲、名曲がたくさんありましてね、私はそういったのを眠らせたままにしときたくないもんですから、まあ始めからマニアックなものも読み込むと決まっていたようなものなのです。

ドラマCDはどうする

 困るのはドラマCDですよね。はっきりいって、音楽聴く気になってるところへドラマを持ってこられても困るわけでして、だから最初はこれをはねようかと思っていました。

 けど、ドラマではないんですが、それに近いものがすでに読み込まれていたんですね。それはなにかというと、『In Conversation with John McClure』。ジョン・マックルーアによるグレン・グールドのインタビューCDなのです。これはもう純粋にインタビューで、ドラマどころの話ではありません。

 それに、やっぱりグールドの『A Glenn Gould Fantasy』も読み込んである。これは、グールドの『Silver Jubilee Album』の二枚目に収録されている、グールドがいろんな人を演じてようわからんことをしゃべってる、そんなドラマだかドキュメンタリーだか、よくわからんやつなのです。

 こういったものを入れておいて、ドラマCDを入れないという決定もないだろうと思いました。だから、ドラマCDも全部入れることにしました。でも、この決定に関しては、実はぎりぎりまで迷った。本当に迷いました。

 けど、ゴルドランの「元素周期表おぼえたか」というのもまた聞きたかったもんなあ。まあ、だから読み込まれるのもある種決定事項だったのかもしらん。

読み込まなかったアルバムについて

 しかし、読み込まなかったアルバムもありました。それはどういう基準において決められるのか。いや、基準なんてありません。実に単純な話でして、未開封のアルバムは未開封のまま置いておこうという、ただそれだけのことです。

 いや、別に開封すると価値が下がるから、未開封で保存していたというわけじゃないんですよ。単に買ってそのまま、聴かずに放っておいて今に至るという、それだけのことなんです。ほら、惰性で買ってしまっているものってあるじゃないですか。最初買いはじめた頃はよかったんだけど、途中でなんだか興味が薄れてきて、けどせっかく買ってたんだからとずっと買い続けて、みたいな話です。

 CDの場合、こういうのって開封しないまま、放っておかれることが多いんですよね。実は、クラシックでも未開封CDは多くて、この場合は惰性購入とはちょっと違って、一度にたくさん買うから、興味の薄いものは聴かれないままおかれてしまったというのや、あるいはコレクションの偏りを是正するため購入されたというものなんですね。クラシックに関しては、全部開封して読み込みました。だから多分、これからシャッフルで聴いていくことで、光のあたるアルバムも出るかと思います。これは、アルバムにとっても私にとっても、きっと幸いなことだろうと思います。

 けど、マニアックなやつに関しては別。もちろん開けてもいいんだけど、もともと聴く気の薄かったものであるんだし、それにここまで未開封で残ってしまうと、開けるのもどうも忍びない。だから未開封のまま保存。なんか開けるのがもったいないという気がするのは、多分私だけではないと思います。

読み込みは順調

 マニアックなやつに関しては、ほとんどCDDBから取得したデータそのままで読み込んでいるので、読み込みペースは非常に順調です。クラシックでは色々情報を書き換えたりして、それで時間がかかったということがありましたが、やっぱりそういう手間を省けるというのは大きいです。

 それに、これは偏見かも知れませんが、マニアの作成するデータは信頼性が高いと思っています。いや、もちろんすべてが信頼に足る精度であるかといわれると、うなずけないところもあるんですけどね。


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公開日:2005.03.23
最終更新日:2005.03.25
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