多分、Macintosh関係のサイトやBlog、あるいは音楽系のサイトやBlogではこの話題で持ち切りだろうとは思うのですが、私もやっぱり書いてみようと思います。この話題というのは、iTunes Music Storeの日本店が開店したというもの。ニュースサイトもテレビニュースも軒並みこの話題を扱って、さながらお祭りのようではないですか。
でも、実は私は嬉しいながらも、あんまりお祭り気分ってな感じじゃないのですよ。なんというか、素直な感想をいいますと、やっとか、長かったなと、それ以外には思いませんでした。
iTMS Japanも開店したわけで、早速私もアカウントを作成。ぶらぶらと店内をブラウズしてみたりして、いや、iTMSはこれまでも米国本店や各国店を見て歩いたりしていたので、慣れたものですよ。けど、やっぱり馴染みの曲、馴染みの言葉で利用できるというのはよいものだなあと思います。ですが、ちょっと残念に思う点もあります。それはMusic Videosが見当たらないところ。映画予告編とかはあるものの、Music Videosはないようで、楽しみだったものだからちょっと残念です。けど、ビデオは本店で楽しめるから、まだいいとしましょうか。
さて、iTMSもはじまったことだし、いっちょなにか買ってみようかというのは誰しも思うところで、けれど最初に買う曲にはちょっとこだわりたいというのも誰しも思うところで、私はというとなにを買うか未だに決めあぐねて、アカウントを作っただけで足踏みしています。やっぱり、こういった音楽配信では、CDで入手できないようなもの、――廃盤商品とか限定品とか、そういうのを買いたいではありませんか。
iTMS Japanは一曲が百五十円ないしは二百円という、若干高めの値段がついていまして、まあそれでも健闘したとは思うのですが、気軽に買うには躊躇しそうな値段です。だって、私が主に買いたいと思うのは、今の曲というよりも昔の音楽なので、CDで買ってもアルバム一枚千五百円くらいだったりするのです。圧縮音声よりも高音質ということを考えると、現状ではまだCDにも魅力があって、だから私がiTMSを利用するのは、やっぱり廃盤とかが中心になるだろうと思います。
iTMSではフリーダウンロード曲というのが用意されていまして、毎週なにか一曲無料でダウンロードできるのだそうです。おお、太っ腹だな。時には好きになれない曲もあるかも知れませんが、ですがこういうのは自分の音楽の幅を広げるチャンスでもあります。なので、早速フリーダウンロードを試みてみました。
こうしたフリーダウンロード曲というのがあるというのはそれだけでなにか嬉しくなるもので(って現金だな)、次はどんなの来るだろうと楽しみに何度も来店したくなる。まあ、つまり相手の思うつぼってやつなのでしょうが、わかってのってみるというのもまた楽しではありませんか。
私はクラシック系、特に古楽系が好きなので、どんなのあるかなとのぞいてみて、クラシックジャンルの見通しの悪さに幻滅。といっても、iTMSのクラシックの探しにくさはとうに知っていたので、今更どうこういいませんけどね。
目当てのなにかがあるなら、検索してみるのが正しいiTMSの使い方だと思います。なので、フィリップ・ピケットなんぞを探してみようと、ピケットで検索。そうしたら、驚くような結果が得られました。
あなたが探しているのは 恋 恋 恋 恋?
ってなにいきなり詩人になってるんですか!