新しいiPod用の動画を用意していることはすでにいったとおりですが、やっぱりこういう人は多いようで、みんな待ちきれないんでしょうね。私が楽しみに読んでいるOS Xハッキング!でもiPod with Videoの到着を待ちきれずにH.264エンコードなんて記事が掲載されて、H.264の圧縮率の高さにも言及されています。
さて、この記事中に、私が抱えていた疑問への答えが含まれていて、ちょっと得した気分です。私の疑問というのはなにかといいますと、いくつか正しく変換できなかった動画があったというもので、それは決まってmpegで、変換すると音声が抜け落ちてしまうのです。これは私には正直困った現象でした。
見ることはできるのだけど、変換すると音が消える。これはどうやらQuickTimeの問題のようで、仕様なのか問題なのかはわかりませんが、以下のような話です。
映像と音声が多重化されたMPEG-2ファイル(プログラムストリーム)をそのまま変換できない点もイタい。QuickTime MPEG-2再生コンポーネント(別売)をインストールしていれば、映像だけは変換されるのだが、音声が失われてしまう。
【コラム】OS X ハッキング! 第151回 早く来い! iPod with Videoの到着を待ちきれずにH.264エンコード(1) (MYCOM PC WEB)
私の手持ちの画像にはそれほどmpegファイルは多くないので構わないとはいえ、私のお気に入りの動画が変換できないというのは正直悲しむべき事態でした。その動画とはセルマーレプリカで有名なオランダのギターメーカーEimers Guitarsのサイトで公開されていたデモンストレーションで、ローゼンバーグ氏によるご機嫌な演奏が実にクール。いったい何度聴いたろうってくらい聴いたのですが、これをH.264に変換しようとしたら音が消える! 最悪です。
OS X ハッキング!では、こうしたファイルをH.254に変換する方法、ffmpegを使う方法を次回掲載するとのアナウンスで、私は期待しつつも多分そこまではしないだろうなと静観する思いです。
もうひとつの問題というのは、mpegとかどうこういうのとは違っていて、古いQuickTimeムービーで発生した問題です。
昔、漢字Talk 7時代のソフトのおまけについていたムービーファイルなのですが、なぜかこれをWindowsに持ち込むと再生できなかったのですよ。Macintoshでは再生できてWindowsでは不可。同じバージョンのQuickTimeをインストールしているのにですよ。拡張子もmovにしているのにですよ。
もしかしたら拡張子が違うのかも知れませんが、でも実際のところはわかりません。このへん、動画に関しては私はこれまであまり取り組んでこなかったせいで、正直よく知らないのですよね。OS Xでzipアーカイブを作成するとリソースフォークが分離しますが、このせいかななんて思って、いやそんなわけあるまいとも思って、つまりやっぱりよくわかりません。
そのソフトはMac/Winハイブリッドなんてなかった時代のソフトなので、Windowsではマウントすらできないというものなのですが、そういえばBasilisk IIというのがありましたよね。近々、こいつのWin32版を試してみようと思います。
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