iPodにはゲームもついていて、ちょっとした待ち時間、暇つぶしに役立ってくれそうです。とかしれっといっている私ですが、私にとってiPodのゲームとはいったいどういう位置にあるものでなのでしょうか。
iPodについているゲームは四種類。Brick、Music Quiz、Parachute、Solitaireですが、私もさすがにゲームは好きでありますから、一通りプレイしてみました。で、その感想たるやいかなるものであったかといいますと、まあここは急がずいきましょう。
Brickというのはいわゆるブロック崩しで、画面下部のパドルを左右に動かしてボールを上方に跳ね返し、ブロックをいくつ壊せるかという、シンプルにして奥深い、古典的ゲームであります。って、いちいち説明せんでもわかりますよね。
ブロック崩しといえば、アルカノイドを思い出す人も多いかも知れません。そして、アルカノイドといえば大山のぶ代。大山のぶ代というのは、アニメ『ドラえもん』においてドラえもんの声を演じてきたあの大山のぶ代であります。
なんで、アルカノイドといえば大山のぶ代かといいますと、氏は大いなるアルカノイドファンでありまして、達人級の腕前を持っていらっしゃるとのこと。ええーっ、ご存知ない!? とかいっていますが、私もついこないだまでは知りませんでした。
まあ、とりあえず以下のリンクでもご覧くださいな。
大山のぶ代はいいとして、iPodでブロック崩しというのは、なかなかにいい選択をしたものだと思います。ブロック崩しは伝統的に、ダイアルノブを回転させてパドルを動かすというインターフェイスを用いていますが、この操作系はiPodのクリックホイールに実によくマッチしています。
で、私はといいますと、ええ、一面はクリアしました。続きはやりませんでした。ブロック崩しをプレイし続けるには、私の飽き性をまずなんとかする必要があるようです。
Music Quizは、ランダムにピックアップされた曲の主にサビの部分が再生されまして、その曲のタイトルがなにであるかを、四つの選択肢の中から選ぶというクイズで、速く答えればそれだけもらえる点数が高くなります。
ちょっとやってみて思ったのですが、入っているジャンルがあんまりにまちまちだと、このゲームは面白みが失せます。だって、明らかに曲はロックなのにクラシックとジャズとポップスとロックのタイトルがでてたら間違いませんわね。
そんなわけで、ちょっと遊んだだけでこの先遊ぶことはなさそうだなと判断。お蔵入りしたのでした。
パラシュートはいまいちよくわからんゲームなのですが、上空をいったりきたりするヘリコプターからパラシュートが降りてきまして、私はといいますと画面下部中央に据えられた砲台を操作して、パラシュート部隊やヘリを撃墜したらいいのかな?
これ、いまいち攻撃目標がわからないというのも不安なのですが(なので、動いているものはとりあえず撃つ)、的というのが明らかに人というのもなんかいやだなあと思うんですよ。ほら、ガンダムでアムロが、遠くに去っていくジオン兵のノーマルスーツを照準に捉えながらも、結局引き金を引けなかった。民間人の私にはこういう感覚があるというのか、やっぱりまんま人というのを大砲で撃っちまうというのはなかなかにハードなシチュエーションでありました。
とまあ、そんな感じなので、馴染めないままに終了。けど、よく考えたら、三國無双とかではばっさばっさ人を斬っていたような気がするなあ。なにが違うといんだろう。
そして、やってきましたソリティア。ソリティアはもうWindowsに標準装備の人気ゲームで、日がな一日カードを並び替えているようなおじさんも少なくないらしいですね。
はっきり申しますと、私、ソリティアの楽しみはようわからんのです。あれ、テクニックもあるんかも知れませんが、結局は配られたカードの並び次第じゃんかと思うんですよ。どう考えても数手でつまるようなのもあれば、簡単にクリアできるようなものもあって、まあ運試し、くじ引きみたいなものと思ったらそれでいいのかも知れませんが、けど私にはちょっと面白くないのです。
そりゃ、クリアすれば爽快でしょう、ちょっとは。でも、私にはカード並び替える労力に見合った爽快感とは思えないのです。なんか機械的に、淡々とカードを並び替えるようなところが癇にさわって、ああもういらいらするなあ、みたいなそんな感じ。もう、根本的に向いていないのです。
一言でいうと、iPodはゲームをするための機械じゃないです。以上。
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