iPodは数千曲という単位で音楽を持ち歩くことが可能で、これは実に革命的なガジェットであるとは思うのですが、反面困ることもあります。だってね、自分のCDラックを全部持ち歩いているようなものですから、中には人には知られたくないようなものもあるではないですか。私は比較的オープンなたちではありますが、それでもTPOは考えます。
そんなわけで、iPodにはスクリーン・ロックの機能がついています。ダイアル四つの数字を組み合わせるタイプのロックで、iPodが手もとに届いて、私は早速この数字を決めてしまっていましたね。
数字を決め、さらにロックしやすいようにと最上位メニューに画面のロックを持ってきて、それでもこの機能、あんまり使わないですね。使ったのは持ち歩いた初日くらいで、その後は一度も使っていません。これは、さすがに私のまわりにいるのが大人ばかりということもあると思うのですが、勝手に人のiPodをいじったりするような人間がいないという、そういう環境にあるからだと思います。
画面のロックは、0から9までの数字を四つ組み合わせるタイプのロックで、ちょっと昔の、ダイアルを回して数字を決めるという、そういう操作感が面白いです。iPodの操作系を担うホイールを最大限に活用したインターフェイスだと思うのですが、実際この、くるくると回転させてメニューを選んでいくというスタイルは、よくできているなと思います。iPodを使いはじめる前には半信半疑でありましたが、使ってみるとよくわかる。本当によくできたインターフェイスです。
で、ロックですが、iPodを母艦であるMacintoshに接続すると解除されるようになっているので、番号を忘れたり、あるいは悪友に番号を変えられてしまっても安心です。番号変えてしまうというのは、いたずらの基本といえますもんね。けど、やられると腹立つんですよね。今はもう、こんなことやりませんけどね。
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