Appleの新しいキーボード、私は省スペースのワイヤレス版を選択して、実際そんなに悪くないなというのが素直なところです。さて、私にとってこのキーボードが初のBluetooth機器となりました。加えていえば、初の無線機器といってもいいと思います。今はキーボードにせよマウスにせよ、無線で繋がるものが増えてきているわけですが、私はそれらに手を出してきませんでした。理由はバッテリーの問題で、無闇に電力を食うこれらは頻繁に電池交換させると、そういうふうに思っていたからです。こうした実感は、自分で使ってみて得たものではありませんが、人の話を聞いたり、また身近で使っている人が結構な頻度で電池を交換しているのを見たりして、無線機器は便利な反面コスト高だなあと感じていたのです。
そう思いながらワイヤレスを選んだのは、結構省電力化が進んでいるだろうという期待と、今は充電池が一般化しているからなんとかなるかも知れないなという楽観でした。そして、使いはじめてはや三週間が経って、キーボードの電池はどのような状態にあるのか、それをお伝えしたいと思います。
実はすでに一度、電池を交換しているんです。使いはじめた当初は、無線が切れるということもなく、極めて便利に使えていたキーボードでしたが、今月17日に切断を経験。しかも悪いことに、スリープ時に切断されるとスリープが解除されてしまうんですね。困ったな、どうしたんだろう。キーボードの電池残量は環境設定のキーボードとマウスで確認できますが、これを見る限り最大の5、まだまだ充分だという表示がなされていて、いったいどうしたんだろうといぶかしく思ったのです。運悪くというか、この日、10.5.1にアップデートしているんですね。もしや、このアップデートが影響したかなどと思ったりもしたのですが、そういう話はとんと聞かない。それでも未入力時に切れるくらいならまだよかろう、スリープ解除されるのは困るけれどと思っていたら、21日に入力中の切断を経験。こりゃたまったものではないと、問題の切り分けをはかるべく電池を交換。そうしたら、ぱったりと切断しなくなりました。やっぱり、電池が問題だったようですね。電池交換の直前に確認した電池残量は、目盛り4。もちろんまだまだ使えるように思われますが、現実的にはこのあたりから不安定感が出始めるものなのかも知れません。
問題の電池は、キーボードに付属してきたもので、シンガポール製のアルカリ電池。シンガポールだから悪いってこともないだろうと思うんですが、今は国産のアルカリ電池を入れて、だから初期の電池の問題だったのか、そもそもどの電池でも一緒なのかはこれから判明します。だいたい12月の5日くらいですかね。それくらいに再び電池関連の記事が出てきたら、Appleのワイヤレスキーボードをストレスなく使いたいなら、2週に一度の電池交換が必要ということです。
キーボードの切断がスリープを解除してしまう問題には参りました。何分も持たずスリープ解除される。調子いいかなと思っても、朝起きてくるとディスプレイスリープになってる。こりゃ駄目だ。なのでBluetoothデバイスがスリープ解除することを許可のチェックを外してみたりもしたのですが、これをするとスリープ解除時にキーボードを見失ってしまうという問題があって、電源ボタン押したりいろいろして見付けてもらわなくちゃいけなくなって、すごく不便。これ、スリープ解除を許可してないせいなのか、それとも電池のせいなのか、どっちかわかんないけど不便なことだけはわかる。で、これがあまりに不便だったから、eneloop購入を待ちきれず電池交換したんですよ。
結局、このBluetoothキーボードは、私の無線は電池食いっていう感触を強めるのかも知れません。ま、結論を出すのはこの電池が切れてからですが、多分この感触は変わらない、あるいは強化されるのではないかと思います。
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