昨夜、友人とSkypeを使って通話していたのですが、京都東京間、私はFTTH、相手方はDSLという環境で、これはという高品位な通信が実現していました。ハードは、こちらがiMac、あちらがMacBook。両者ともに内蔵マイク、内蔵スピーカーを使っていたのですが、それが驚きの臨場感ですよ。まるで、iMacの向こう側に向かい合って座っているような、そんな身近な感じで話をすることができたのでした。こうなると、電話をしているという感じは薄れまして、一生懸命話そうという気持ちがなくなりましてね、繋ぎっぱなしで放っておいて、思いついたら話すという、そういう付かず離れずの会話が可能になります。これは、ちょっと別次元だわ。別宅にいて同居気分とか、いけるかも知れない。
なおSkype通話の目的は、歌を聴いてもらうというそういう試みでありまして、少し距離を置いての通話、つまり私はギター持って歌ったわけですが、それも問題なく通じたとのこと。これは、これはいけるわ。そういう感触を強める体験でありました。
Skypeで話してみての総括は、Macの内蔵マイクは結構高品質なのかも知れないというものでした。相手MacBook、こちらiMac、ファンのまわる音もほとんど気になることなく、すごくクリアな音質。ということは、スピーカーの質も高いってことかな? というわけで、試してみました。マルチメディアPCとしてのiMacってどんなだろう、というわけで、DVDで映画を見てみたのです。
その映画というのは『ウインダリア』。1986年公開の名作アニメーション映画なのですが、もう最高。泣いて泣いて、泣けました。もう何度目かわからないくらい見てるんですけど、それでも泣く。ここでこうなってこうなるという、ストーリーの機微はもう頭に叩き込まれていますからね、さすがにもう泣かないだろうと毎回思うんですが、それでも泣く。これは本当にすごい。ちょっと、地上波で大々的に放送してよ、って思うくらい。誰もに見て欲しい、老若男女、あらゆる世代に見て欲しい。あー、そんな話するんじゃありませんでしたね。iMacのスピーカーでしたね。
結論からいうと、DVD見るならやっぱりテレビとかの方がいいかも知れません。iMacのスピーカーはわりとしっかりと音を鳴らしてくれますが、どうしてもPCでしょう? すぐ前に座っている人にはいいかも知れないけど、2メートル3メートルと離れて見ると、音の分離とかにはやっぱり不利だし、それに音がこちらに向かってくるというよりも、iMacの後ろで鳴ってるような感じもあって、これってスピーカーがパネルの裏にあるからなのかなあ。ちょっと惜しい。というわけで、音鳴らしたかったら外部スピーカー使うのがいいんじゃない? って感じです。
けれど、画面に関しては問題なかった。いや、やっぱり液晶で、NTSCを最大に拡大してるわけだから画質はちょっと落ちますわね。けど、2メートル離れたらさほど問題なかったです。眼鏡してなかったからかな? まあ、普通にテレビ見ているって感じ。24インチっていうサイズにしても、大画面テレビはもっと大きいのが普通ですが、うちの32だったかな、36だったかな、のテレビ(4:3)で16:9の映像見るのなら、24インチ8:5のiMacで見るほうが結果的に大きく表示されているかな。うん、問題なかったですよ。さすがにメートル単位で離れればドット抜けもまったくわからないし、液晶でもいいかもねって思いましたとさ。
実際問題として、iMacはテレビチューナーが付いてないとかで、家庭で使うマルチメディアPCとしてはすこし不利でありますが、テレビは別にあるからいいとか、あるいはテレビはもう見ないからいいとか、そういう人なら多分問題にはならないと思います(逆にいえば、これ、PCでテレビみたい人には勧められないってことか)。離れた場所からの操作にしても、あの小さなリモコン、Front Rowでしたか、これでちゃんと操作できましたし、音量なんかはワイヤレスキーボードで変更できます(そう、こないだぼろくそにいってた機能です)。DVDの操作も、キーボードからで大丈夫ですよ。しかもこれ赤外線じゃないから、iMacに向けなくても使えるわけで、食卓に横向けて置いてても問題なし。結構使いやすいです。
けど、多分これで頻繁に映画見るってことはないかな。理由は馬鹿くさく、iMacの前では寝転がれないからなんですが、けれど椅子に座ってがっちり見るぞって時には、iMacかな。そんときにはオーディオインターフェイス経由でヘッドホン使ってもいいな。ま、ケースバイケースで使い分けるのがよさそうに思います。
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