以前、パネルでポンDSを買った時のこと。Nintendo DSをWi-Fiにつなげようと思って、サードパーティ製のWi-Fiコネクタ買ってきて、やっとの思いでPCをアクセスポイント化したというのに、PC出して、ケーブルに繋いで、という手間が面倒で、結局ほとんど使わず仕舞い、そのままうっちゃられているという哀れな末路であります。やっぱり、なんにせよ、わざわざがあると長続きしないですね。いつも手もとにある、用意はできているという環境でないとなにをするにも億劫で、ってこれは私の怠惰が悪いって話になっちゃいそうですが、けどそうならなおさらです。怠惰な私が物事を継続しようという時には、どうしても手間をなくさなくちゃいかんのです。
というようなわけで、iMacには期待しておりました。なにに? インターネット共有にです。iMacに限らず、AirMacを内蔵するMacintoshはOS標準の共有機能で、アクセスポイント化させることが可能なのです。この事実はIEEE802.11bを備えているWindows機、Dell Inspiron 6000をアクセスポイント化させようと情報収集している時に知ったのですが、ほんと、この時ほどiBookにAirMacカードを装着しなかったことを悔やんだことはありませんでしたね。けれど、今更AirMacカードを載せる気にはなれない。ならば、標準でAirMacの搭載されてくるマシンを購入するまで待とうと、そういうつもりであったのでした。
設定は極めて簡単でした。ええと、詳しくはPropeller-head ONLINE: AirMacで「ニンテンドーWi-Fiコネクション」その2をご参照ください。AirMac側のIPが10.0.2の範囲であるということと、IPアドレスの自動取得はできない、よって手打ちが必要というのを押さえておけばよいかと思います。あ、そうそう。WEPキーはもちろん設定したほうがよいと思います。
かくして、iMacがアクセスポイントになりました。これのいいのは、必要な時だけOnにして、不要な時はOffにしておけるということ。そして、そうした手間が限りなくゼロに近いことであろうかと思います。
Nintendo DSがWi-Fiで繋がる、対戦も安定しておこなえることに気を良くして、Inspiron 6000もiMacにぶら下げることにしました。けれど、WindowsでWi-Fi設定をするのははじめてのことで勝手がわからず、ネットの情報やヘルプやらを参照しながらやっとのことで設定し終えて、半日くらいかかったかな、けれどいったん接続設定ができればあとは自動でアクセスポイントを探して、見付けて、接続してくれます。タスクメニューに表示されるアイコンにポインタを合わせると、接続ステータスが表示されますが、iMacと同じ部屋にいる時は電波の状態は強、速度は54Mbpsであるとのこと、実に快調です。ん? IEEE802.11bって11Mbpsじゃなかったっけか。ということは、IEEE802.11gに対応してるのかな。いや、IEEE802.11aで繋がってるのかも。まあいいや、54Mbps出ているということが重要です。
iMacと同じ部屋で電波が届くのは当たり前、問題はどこまで離れることができるかであると思うのですが、というわけで実験してみました。二階の自室にInspironを持っていったところ、電波は中から弱のあいだで揺れ動くものの速度は54Mbpsを出して、そういえばまれに11Mbpsに落ちたりしてたか(ということは、IEEE802.11gはないな)。とにかく、普通にネットを利用することにかけては問題ない速度が出ています。
試しにYahoo! 動画にいってみて、目当てはアニメなんですが、そうしたら機甲創世記モスピーダが全話無料で配信されてて、わお、来年1月24日までか。是非みたいな、なんて思ったんですが、時間がないんだよな。じゃなくて、試しに一話を開いてみたらまったくもってスムーズに再生されましてね、再バッファなんてまったくなし。こりゃいけますよ。表示されている情報によると、ビットレートは1488kbpsとのこと。じゃあ、回線速度が11Mbpsでも問題なさそうですね。
ついでなんですが、Yahoo! 動画は結構無料配信やっていて、愛の若草物語が1から6話まで無料、スプーンおばさんは7話まで無料、他にも一話だけ無料とかたくさんあって、まあ続きは有料なんですけど、なかには数話ずつオープンしながら全話無料にしているものもあるようですね。これらには冒頭に広告がついて、それでもってペイしようというのでしょうが、正直かなりありがたい。けど、さっきもいったけど、暇がないんですよね。
Yahoo! 動画はWindowsのIEでしか見られないから、もともとiMacの出番はなくて、せいぜいアクセスポイントとしてデータの中継する程度というのが残念です。けれど、この中継してくれるおかげで、好きな場所で視聴が可能になるというんですから、この機能を使わない手はないともいったところ。そもそも追加の投資なしで無線LANを使えるっていうんですから、本当にありがたい話であると思います。
なお、コンピュータをスリープさせると、インターネット共有ももちろん使えなくなります。だから、ディスプレイスリープで運用するか、理想はVNCかなんかで遠隔操作してスリープさせるかと思うんですが、そういった手だてをとる必要がありそうです。けど本当はアクセスポイント設置するのが一番いいんでしょうね。でも今はそこまで必要ない。なのでiMacがアクセスポイントになりましたという、それだけにとどめておこうと思います。
< マルチメディアPCとしてのiMac Dvorakとegbridge >