もうずいぶん昔のことになりますが、Time Machine用のハードディスクとしてLaCieのd2 Quadra Hard Driveを選んだ理由について書いた最後に、こんなことをいっていました。
それ以外にもちゃんと理由はあるんですが、まあそれはおいおい語ることもあるでしょう。
そう、FireWireで接続したいという理由にも、また別の理由があったのでした。ただそれが速かろうから、ましてや折角ついているんだからと、そうした理由でFireWireを選んだのではないというのですね。だとすると、なにが理由であったのでしょうか。今回はそれを説明したいと思います。
iMacに用意されているコネクタは、USBが3口、FireWireが400、800それぞれひとつ、あとはLANやらなんやらで、今回の記事とは関係ないので割愛。そう、USBが3口というのが重要でした。
最近のハードディスクは、本体の電源に連動してオンオフするものが主流で、私の持っているUSBハードディスクもそうした機能を持っています。この機能は結構便利で、スリープ時などにもちゃんと電源が連動して、復帰でハードディスクも電源がオンになって復帰します。本当に便利です。ですがこの機能、USBハブを間にはさむと、うまく機能しないのですね。スリープから復帰した際、ハードディスクの電源が遅れて入るのでしょうか、コンピュータがハードディスクを見失い、外部ディスク装置を外す時はちゃんとアンマウントするようにと怒られてしまうのですね。だから、ハードディスクは本体USBポートに直に繋ぐ必要があるのです。
今、USBで繋ぐ機器は本当にたくさんあります。私の持っているものはというと、トラックボール、オーディオインターフェイス、マルチメディアリーダー、そしてiPod。本体に用意されている3口では全然足りないですね。だからUSBハブを使っていて、これが本体のUSBポートをひとつ塞ぎます。
この状況でTime Machine用のHDDをUSBにしたらば、丁度3口使うことになりますね。けれどこれは私には望ましいことではありませんでした。Appleのページに書かれている次の文言が重要です。
今度のiMacはUSBでつないだiPodを、iMacが起動しているときだけでなく、スリープモードの時でも充電できます。
そう、今度のiMacはUSBでつないだiPodを、スリープ中に充電可能なのです。ですが、これ、多分、本体に直接繋いでないと駄目でしょうね。USBハブに繋ぐと、おそらくスリープ時の充電はできない、というのは、iBook時代に経験したからなのですが、しかし、iPodに充電するために、使ってないコンピュータの電源を入れっぱなしにするのも変でしょう。だから、なんとしてもiPod用に本体のUSBポートをひとつ確保したかったのでした。
以上、私がTime Machine用HDDにFireWire対応品を選んだ理由をご理解いただけたことと思います。実際、iPodを充電する際、コンピュータをスリープさせた状態で夜中放っておけるというのは便利。ちょっと高くとも、FireWire対応品を選んだのはよかったと思っています。
なお、HDDがFireWire 800に繋がり、残ったFireWire 400にはスキャナが繋がっています。かくして、主要なポートはすべて塞がっているという塩梅であります。
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