AquaSKKを導入した話は少し後回しにしまして、今日は仮想化について書こうと思います。仮想化というのは、ここ数年、コンピュータの能力があがったことを受けて、ちょっとしたブームになった技術でありますが、それを私もやってみたいと思っていたのですね。なぜかというと、Windows 9xの動作する環境を手元に残したかったからです。それは有り体にいえば、ゲームのためであるのですが、私の持っているものの中に、ひとつだけ新しいWindowsでは動かないものがあるのです。
そのゲームについては、以前、CrossOver Macを試したときにも触れていました。実際、私はそのゲームがあったおかげで、Windowsを自宅に導入するつもりになったのですから。その時に入手した機体は、日立のFLORA Prius note 210h。人からもらいうけたものであるのですが、まさかそれがゲーム目的であったとは、その人も気付いてはいらっしゃらないでしょう。
今日のことです。職場で倉庫の整理をしていたら、Windows 95のセットアップFDが出てきたのでした。残念ながら、CDはなかったので、まったくもって用をなさないのでありますが、そういえば私は手元にWindows 95のセットアップCDを持っていたなと思い出して、可能なら仮想環境ででもそいつを動くようにしたいものだ、そんなことを思ったのですね。
Macintoshで仮想環境といえば、Parallels Desktop for MacとVMware Fusionがしのぎを削っています。なので、私もいつかこのどちらかを買うのだろう、そんなことを思っているのですが、しかしどちらが自分に向いているのか、それがわからないから困ります。Windowsでやることといったらゲームしかないのですから、ちょっとでも性能にすぐれるものが欲しい。でもどちらもどっこいどっこいと感じられるから、手が出せずにいたのです。
そこへ朗報です。なんと、無料で使える仮想化ソフトウェアがあるそうじゃないですか。それは、VirtualBox。GPLにもとづくOpen Source Editionと、個人使用なら無料で利用できるというバイナリ版が用意されていて、これがそこそこ使えるようになっているというのですね。それこそ、3Dをばりばり使うようなゲームは無理でも、Windows 95くらいなら問題なく動くようだし、だったらあのゲームだって動くんじゃないだろうか。そんな調子で、ちょっと試してみようかな、そんな気になったのでした。
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