久しぶりにJava

 久方ぶりにJavaでプログラムを書いてみて、つくづく人間というのは忘却する生き物だと思いました。私の書こうとしてるプログラムはCSVを整形するもの、アプリケーションをまたいでデータを移行する際に、CSVの第一行目、ヘッダにあたる行の項目名を変えたり項目数を整えたり。なんでこれをJavaでやるのかというと、このプログラムを使うのが私ではないから。もしこれが私用のプログラムならPython使うことでしょう。だいたい一時間ほどで書き上がったと思います。けれど、私以外の、有り体にいえばコンピュータがあまり得意でない人が、それこそCSVの項目名を変更して、アプリケーションが正しく項目を取り扱えるようにするという、そういうことをわかってくれなさそうな人を対象にするわけだから、Pythonではまずいわけで、Perlやなんかでもまずいわけで、じゃあとなるとGUIを利用できるJavaが浮上してくるわけですよ。それに環境の問題もあって、Perlのインストールされているマシンは配備されておらず、Pythonはごくわずか出ているものの、大半はそうしたツールが入っていないのですね。しかしJavaは違う。すべての配備端末にインストールされていて、だから選択肢がなかったのです。

すっかり忘れて一から思い出し

 しかし、本当にきれいさっぱり忘れていました。以前の記事を見てみれば、私が最後にJavaに触れたのは2005年のようで、ということは、もう一年以上経つというのか。その間私のかかわった言語は、主にPerl、それからPython、JavaScript、そしてVBAがちょっと、こんな具合。どれも割りと柔軟なタイプの言語で、特にPythonなんて必要なものはもう揃っているみたいなところがある。こういう言語になれて、そして久方ぶりのJava。ちょっときつい。型やなんかはまあいいとして(他の言語でも、動的に型付けしてくれるとはいえ、格納されている値がなんであるかは把握しないわけにはいかんからね)、問題なのはクラス。私は主にPerlでオブジェクト指向を学んだという変わり種で、けれどJavaはPerlとは全然違います。PerlにはJavaにはないややこしさや難しさがあるけれど、逆だってある。特にインターフェイスを継承して抽象メソッドを実装するだとか、この手の話はPerlにゃ出てこない(わけじゃないけど、Javaのようには出てこない)。

 けどそれ以前の問題だったのよさ。なんと、public static void mainとかすっかり忘れちゃってる。あれー、どう書いたっけ、っていっても、なにしろ私はEclipse使ってるから、その辺は全部ソフトウェア任せにできるんだけれど、けれどそれじゃまずいわね。そんなわけでHello Worldからやり直しました(本当に書いた)。それで少しずつ思い出しながら、Visual Editor使わずSwingアプリケーションを作ることに挑戦中です。

 といっても、ボタンひとつしか作らないんですけどね。とりあえず一日がかりで指定されたファイルを読み込むところもまでこぎ着けたから、後はCSVの処理とファイル保存を書くだけで、できれば後一日くらいで完成したらいいのになあ、なんて甘いこと考えています。とりあえず作って公開して、フィードバックを受けて直してってところかと思いますが、けれどほとんど使われないだろうことは予測がついているものですから……、まあJavaを復習する機会が得られたということが重要です。

 この経験を、なんか役立ちものにいかせればいいんだけどな。なんていいながら、全然その役立たせる方向が見えません。まあ、ぼちぼち、おいおい、なんか考えたいものだと思います。


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公開日:2007.07.12
最終更新日:2007.07.12
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