私は自宅ではCotEditorを愛用しているのだけれども、それが職場ではMeadowになって、それはなぜかというと、Mac OS X上で動作するCocoaアプリケーションで使用できるキーバインド、それを指に覚えさせる目的で導入したのでした。はじめて使ったMeadowのバージョンがなんだったのか、それはもう覚えていないのですが、2.00 KIKYOUだったかなあ、それがいつだったかに2.10 ASAGAOに移行して、特にこれで問題もまた不満もなく使っていたのです。ですが、バージョンアップしてみようかと思って、そして実際にバージョンアップさせてみました。なので、現在使っているMeadowはEmacs22.1ベースの3.00 KIKUです。
バージョンアップに、それといった理由なんてありませんでした。それは、自宅のiMacにCarbon Emacsを導入したことが少し関わっていまして、私はこれをほとんどデフォルトのままで使っているのですが、DDSKKでもインストールしてみようかなと思ったんですね。
職場で使っているMeadowにはDDSKKがインストールされています。導入したのは、昨年の12月。Mac用のインプットメッドegbridgeの更新が行われなくなったことを受けて、新しいインプットメソッドを模索した、そのいきついた先がSKKであったのです。職場のPCで、まずはDDSKKを導入して、そしてskkimeを導入して、最後にAquaSKKを導入して。この環境は私には非常に好ましいものであり、今ではSKKにすっかり馴染んでしまいました。そして、今、iMacでもCarbon Emacsを使うような状況が生じてきて、じゃあCarbon EmacsにもDDSKKを入れてみようかな、そんな風に思ったんです。
しかし、そのやりかたを忘れました。きれいに忘れました。なんかしたことは覚えているんだけど、いったいぜんたいどうしたっけか。makeだとかなんだかんだとか、そんなことした覚えはないんだけだなあ。
それで、Carbon Emacsで試すまえに、職場のMeadowで試してみようと思ったのさ。しかし、職場のMeadowは仕事に直結する、実にメインともいえる環境です。今安定して動いているMeadowがなんかなれば、仕事に支障が出ます。ということは、新しくMeadowを入れて、そいつでDDSKKインストールを試せばいいんじゃない? 実によいアイデアだと思われました。
どうせ新しく導入するなら、最新のバージョン、3.00を試してみよう。そう思ったのも無理ないことです。なんてったって、私は新しいものが大好きなのです。今まで2.11で我慢していた理由がわからん。それくらい新しいもの好き。というわけで、3.00をネットインストール。これがまた実に簡単で、クリックしていくだけで完了。素晴しいなあと感心して、起動したらなんかエラーを出してますよ。なので対処しようと、いろいろ調べたりしてみたら、最初から便利なパッケージがインストールされているとのこと。さらには、設定が自動でロードされるようになっていて、それが原因でパッケージによってはエラーを起こす。そいつはまいったなあと、auto-autoloads.elを_auto-autoloads.elにリネームしていって、また自分に必要のないものの設定も読まないようにしていって、ひとまずちゃんと起動するようになったのですが、なんとその便利なパッケージにDDSKKも入っていたんですね。なんてこった。インストールの試行ができないじゃないか。
不要なパッケージの設定を読み込まないようにして、ちょっと触ってみて、なんとなくこれでいいかと思えてきたから、2.11から3.00に移行してみることにしました。もし問題が出るようなことがあれば、2.11はそのまんま残してあるので、いつでも復帰できます。
以上、Meadowのバージョンアップについてでした。