最終更新日：2006.04.23
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数年前からの悲願、マイキーボード計画の第一期計画が終了して、そして私の手もとには素晴らしいキーボードがひとつあるのです。私はこれを主にひざ置きにして、手が極力高い位置にこないようにして使っているのですが、こうしてタイピングしているうちにだんだんと不満が出てきたのはマウスです。マウスが、マウスがキーボードから遠いんですね。いうまでもなくマウスはテーブルの上にあって、だからポインタを移動させようというときには、手をひざ上からテーブルの上に移動させないといけなくて、これが本当に面倒くさい。私はそもそもからがキーボード派で、マウスはそれほど使いはしないのですが、それでもこのGUI全盛時代にマウスをまったく使わないというのはあり得ないのでありまして、しかもMacintosh。なおさらマウスは重要でしょう。
というわけで、私はこのキーボードとマウスの間の距離を解消したいと思いました。そう。キーボードそばにおけるポインティングデバイスを欲しいと思ったのですね。最初に考慮したのはトラックパッドでありました。なんせ私はiBookを使って長いから、マウス以外のポインティングデバイスではトラックパッドが慣れています。けれどトラックパッドというのもなかなかにぱっとしたものがなくて、だから次に考えたのがトラックボールです。トラックボール。ボールを手で転がすことでポインタを移動させるという伝統的デバイスで、これには根強いファンがいます。だから、私もちょっとトラックボールを買ってみようかと思ったのです。
私の頭の中には、トラックボール＝KENSINGTONという図式があったのですが、というのはかつてキャノン01ショップで見たトラックボールの印象が強かったからで、どっしりとしたボディにこれまた大きなボールが鎮座していて、その安定志向は見ていて畏敬に近いものを感じさせたのでした。なんというのか、プロのツールという印象があったのですね。だから、おいそれと手を出すものではないと思って、けれどそれ以前に値段が高いから簡単には手を出せなかった。でも、私の中でトラックボールといえばKENSINGTONのTurbo Mouseという印象は消えずにあるのです。
ですが、私の今回の要求にはKENSINGTONはちょっと向いてなくて、とにかくひざ置きキーボードのそばに置きたいという要望を満足させるにはちょっと大きすぎます。それに、スクロールホイール付きのマウスを使ってきて、このホイールがないデバイスを選ぶというのはちょっと考えられませんでした。ホイールを使ったスクロールも便利なのですが、それ以上に大切なのはホイールクリックです。例えばSafariやiCabではリンクをホイールクリックしてやることで、新しいタブにリンク先を開くことができます。私はこの、他のキーを併用することなく新タブにページを開くことのできるホイールクリックを手放したいとは思えず、だからとにかくホイールの付いているものがよいと思っていたのです。
と、このように考えると、おのずと商品は絞られてきます。そして最後に残ったのがLogicoolのTrackMan Wheelでありました。