拍手はそこそこいただくけれど、コメントとなるとそれほどというのはよくある話。それだけにたまにいただけるコメントが本当に嬉しく思える。なのでまずはお礼を。
コメントくださった方ありがとうございます。コメントに対する返事をしないことも多く、まさに不義理以外のなにものでもないというていたらく。これまでコメントくださった方には、お礼とともにお詫び申し上げます。返事はしなくとも、嬉しく拝見しております。
さて、今回のコメントレスは、9月9日にいただいたリクエストに関して。そのリクエストの内容とは以下のようなものだ。
リクエストはふたつ、けれど実質的にはひとつと考えてもいいと思う。まず、IPアドレスの記録をしたいという要望があり、それはなぜかというと、NGワードやIPでコメントを拒否したいからだという理由が書かれていたからだ。
まず一つ目、IPの記録改造については、以前に公開したweb拍手改造:さまざまな情報を取得するが参考になるだろう。この記事中で私はリファラ(どのページからweb拍手画面にやってきたか)を記録するような改造をしたが、同じやり方でリファラのかわりにIPアドレスを記録してやればいいのだ。
改造例で、私が$ENV{'HTTP_REFERER'}としているところを、$ENV{'REMOTE_ADDR'}に換えてやると、リファラではなくIPアドレスが記録できるようになる。
そして、後者のNGワード機能だが、最近、これは本当に必要な機能なんではないかと思うことがあった。私のひいきにしているBlogなんだが、web拍手経由で中傷だかを受けていらしたようで、音をあげてしまわれた。これは読者としてはショックな話で、それにしてもなんという陰湿さだろう。web拍手の持つ匿名性の高さ、これが裏目に出たケースであり、そしてこうしたことは往々にあるらしいからいやになる。なんでそんなことをするのだろう。自分も含めて人間は、善い面もあれば悪い面もあることはさすがにわかっているつもりだけれども、他人に悪意を持って対するというのはなんという浅ましさだろうか。悲しくなる。
受けてみるとわかるんだが、中傷、罵詈雑言というのは効く。がっかりするなんて表現では追いつかない。自分はなんでこんないやな思いまでしてこんなことしているんだろうと思う。モチベーションを下げさせるために中傷文を送るというのは、想像以上に効果的なんだよ。ただ、まれにそういうの受けると発奮して、訴訟準備をはじめるようなのもいるから、うかつに撃つとこっぴどく撃ち返されたりして、逆にひどい目に遭えたりもするのだけれども。
ともあれ、NGワード機能あるいはIP指定によるブロックはあってもいいと思っている。むしろ、場合によってはなくてはならないとさえ思っている。中傷されてへこむのは弱いからじゃない。へっぽこだからでもない。それは、やっぱり感受性のあるためだよ。悪意によって、人間は傷つくようにできてるんだ。慣れて平気になったとしても、それでも傷つかないなんてことはあり得ない。
だから、そう遠くないうちにNGワード機能を考えてみるつもりだ。おそらくそれは、web拍手支援cgiをバージョンアップさせるかたちで実現されるだろうと思う。
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