【タイトル】 アーマード・コア 2
【発売元】 フロム・ソフトウェア
【ジャンル】 ACT
【価格】 2000.8.3発売 \6,800
【ハード】 プレイステーション2
このゲームの魅力、それはひとこと、ロボットに尽きます。ある年代に少年時代を過ごしたものなら、この気持ちはわかるはず。ロボットを駆り、鉄の匂いの立ち込める戦場を縦横に。そして、ライバル機との鬼気迫る戦い。それは少年たちの見果てぬ夢だったのです。
その夢が、このゲームの中にはある。クライアントの依頼をこなし、その報酬で愛機をチューンナップする戦場の一匹狼。このシチュエーションは、この楽しみは、堪え難いほど、誰にも譲れません。
ゲーム自体はやや難し目。ロボットはひたすら好き、だけどアクションものは苦手という人は手を出さないほうが無難かも知れません。ですが、ミッションクリアのための最終兵器ともいえる、異常に使い勝手のいい兵器というのも存在します。ロボットへの愛が、幾度負けようがその都度立ち上がり、強敵に立ち向かっていけるほどに深いのなら、このゲームはあなたのために作られた一本、といえるでしょう。
以上400文字でした。
以下、無責任な感想をいくつか。
パーツを組みあわせてロボットを作る。ただそれだけのことなんですが、これがもうわくわく。どんな構成にしようかとか、あのパーツは、あの武器はどんなだろうかと思って買って、使って、がっかり。思ったよりずっと使えて万歳。そういう一喜一憂できるのがいいです。
例えば、自分のなかで差別化を行ってみるわけですよ。絶対、逆関節足で組んでみるとか、フロートに命を懸けてみるとか、またメーカーにこだわってみて、ジオ社しか使わないとかいって、とにかく凝れば凝るほど楽しい。
はっきりいって、このへんはマニア向けです。絶対。
以前の作から遊んでいる人にとっては、もう出尽くした感のあるミッションのシチュエーションだそうですが、僕は初めてなのでもうわくわくでした。
敵排除や護衛、救援ミッションもいいのですが、なにより潜入ミッションが最高です。
敵の基地に潜入、群がる警備機、護衛機を一刀のもとに斬り伏せ、破壊の先に現れる敵主力機との決戦。最高じゃないですか。
やっぱ、ロマンですかねえ。
例えば、最初のミッション、レイブン試験を監督してくれたストラングが実は……だったり、ラスボスがきっと……だったり、とにかくやってみてください。それほどストーリー性のあるゲームではないのですが、アリーナランカーたちの紹介もなんか変で面白いし、キャラクター性が弱いくせに癖が強いという、変なゲームです。
でも、一押しはネルだな。ネル。いやあ、彼女はいいよ。
異常に破壊力のある兵器。これはもううれしさに打ち震えますな。
愛用した武器は無難にカラサワだったりしましたが、グレネードはそれを上回って爽快でした。どかんどかん打って、どかんどかん壊す。これはもう最高ですよ。
いや、別に僕は破壊魔というわけじゃないですよ。
誰でもクリア可能……だと思います。アリーナの強豪も、ある武器を使えば簡単に打破できますし、ミッションだって、救済策としか思えないような有利な武器が必ずあります。
携行グレネードランチャーで、三時間の激闘の末にようやく打ち破ったラスボスだって、武器を換えれば悲しくなるほど簡単に勝ててしまうし、腕の悪さは工夫でカバーできます。
だから、よっぽど苦手とか、面倒くさがりとかじゃないかぎり、誰でもクリアできるはずです。たぶん。
もうちょっとなんかあってもよかったんでは? いや、ストーリーがというのじゃなくて、ミッションが少なくない? ということです。
都合、三回くらいプレイしてクリアしたけど、ちょっとボリューム不足に感じたものね。多様なミッションを用意するのも大変だと思うけど、もし次回作があるのだったら、このへん、お願いしたいところです。
いやあ、出ました。引きつけ寸前でしたよ。
ゲームに慣れてくるとそんなことはないんですけど、慣れるまでは大変。強豪を相手にしたり、敵弾のまっただ中に飛び込んだりしたら、もう引きつけ起こしてるんじゃないかというくらいになって、後で熱が出るんだ。
それくらい打ち込むと、絶対クリアできます。誰でも。ただ、身体はいわしますね。腱鞘炎とか軽くやってもうたりして。
そんなこんなで、アーマード・コア 2。めちゃめちゃお勧めなので、ロボット好きはぜひ買ってプレイしてください。
こんなのもあります。攻略記録を載せたりしてますので、参考にしてみたりして下さるとありがたいです。