カルドセプトDS

クリア後のCPU戦を一通り終えてみて軽く雑感

 カルドセプトDSのストーリーモードを終えた後、各ステージを巡ってCPUとの再戦をしていたのですが、これがもう大変。二人対戦だったマップが三人対戦に変わるなど、より充実した対戦ができるよう工夫されていて、そしてCPUのブックがよくできているのですね。簡単には勝たせてくれません。スペルによる執拗な妨害があったかと思えば、強力なクリーチャーが強力なアイテム携えて攻めてきたりもして、本当に簡単じゃありません。油断すると負けるな、そう思ったのは一度や二度ではなく、ぎりぎりまで粘っての逆転勝ちがあったかと思えば、どちらが早く城に戻れるかの勝負になったこともある。そうした疲れる勝負を、制限ラウンドなしで、決着つくまでやるわけですから、もう疲れて疲れて疲れ果てて、また時間もかかって……。そんな事情で気楽にはじめようという気になれなくて、結果再戦を終えるまでひと月近くかかってしまいました。

 プレイしてみての感想というか雑感というか。印象に残った勝負はギルマンと奈落でしたかね。とにかく、ギルマンは危なかったんです。だって、最初のダイスでまた7を出してしまった。いやな記憶がよみがえります。そう、最初にして唯一のCPUに負けた戦いですね。なかなか離れ小島から復帰できず、結果、ゼネスに競り負けてしまった。その再現なるかと思うくらいに苦戦して、いや、本当に危なかった。だって、枯渇したんだもの。ゼネスに大量振り込みをして、枯渇。土地もなにもかも放出しての出直し。もう、負けたと思いましたね。けれど、あきらめてはいかんのです。とにかく、水土地をひとつ押さえて、頼みのクラステ、カリブディスの召喚条件を揃えます。狙いは、トロルの守る城隣のレベル5地属性土地でした。これを取れば逆転の目が出る。取れなければゼネスの帰城で勝負が決着してしまう。このタイミングで、狙いの土地に止まるんですね。って、無理矢理止まったんですが、ホーリーワード駆使し、ヘイストで止まる確率を1/3にして、そして引いた! 我勝てりの心境ですね。ゼネスの手札に防具がないのは確認済み、というか、片っ端から破壊したり、いらん侵略して無駄に使わせたりしたんですが、とにかく下ごしらえはすでに完了。後はカリブディスを呼び出すだけ!

 後は、ゼネスの土地を切り崩しつつ、連鎖を伸ばし、地変をおこない、時間はかかったけれど、大差で勝ちを押さえました。というか、あんときはもう疲れた。枯渇のメダルをもらいながら大差で勝利というのも変な感じですが、けれどあきらめなければこういうこともあるという好例みたいなケースでした。

 そして、奈落。これは面白かった。あそこは、序盤、どうしても魔力が不足して、周回後半で息切れするわけですが、二周目のこと、踏み込んだほこら効果がパーミッションで、しかしこれはラッキーだったのかどうなのか。というのは、手持ちの魔力がないんですよ。すぐそこの砦のボーナスを期待していたというのに、それが通過済みになったものだから当てが外れて、うわあ、帰城できるかなあ。敵の土地を踏んで魔力一桁にまで減らして青色吐息の私に、なんとバルテアスがライフフォースをかけてくれた! わお! サンキュー! おかげで、次に踏み込んだゼネスの土地をコスト0で奪い取ることに成功し、いやあ、ライフフォースはすごいね、これ、クリーチャー置き放題、戦闘し放題じゃないの!

 正直、ライフフォースブックのメリットとデメリットを考えた時に、デメリットの方が勝ると思っていたんですが、いやいや、とんでもないね。ライフフォースは凶悪ですよ。特に奈落のように、分岐を利用して高額土地を避けられるようなマップではその威力は半端ではなく、いやな土地は避け、落とせる可能性があると見れば果敢に踏み込んでいくという、そうした選択をダイス運をともに可能とするライフフォースブック。繰り返しますが、クリーチャーのコスト0、アイテムのコスト0でしょう。リバイアサンとか気軽に置けちゃう、もうばらまき気分。で、隣にいるクリーチャーを移動侵略で落とせるなと思ったら、気楽に移動して、土地変成発動、連鎖を伸ばすときたもんだ。レベル4を守るニンジャもシーモンク+フュージョンで楽勝で始末。そうした結果、城から四方に延びる土地の三本を手中に収め、レベル4グレムリン、レベル4ワイバーン、レベル4クラステ、レベル4G・イール、レベル4リバイアサン、レベル4シーモンク、ってこりゃ負けません。もちろん、ここ意外にもレベル4級の土地はいくつかあるわけで、連鎖ももちろん伸ばしているし、これだけ自分の土地が増えれば敵の土地に踏み込むリスクも経るし、逆に敵は何度も踏み込んでくれるしで、いやあ、本当に楽な勝負でした。

 逆にいえば、ライフフォースブックは危険ということでもあるのだと思います。いくらなんでも有限のアイテム、そいつを使い切ってしまえば、後はコスト0で蹂躙されまくるという恐怖。それを考えると、ライフフォースを打ち消す手段というのを仕込んでおいた方がよさそうだと思いました。とりあえずバリアーあたりかな?

 とこんな感じに、CPU戦を終えて、いろいろ勉強になりました。ストーリーモードをやり直すかどうかはこれから考えます。


「カルドセプト」運命の殿堂 カード無頼一代に戻る

公開日:2008.11.20
最終更新日:2008.11.20
webmaster@kototone.jp
Creative Commons License
こととねは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 - 継承 2.1 日本)の下でライセンスされています。