カルドセプト エキスパンション プラス

対「転送×転送!」ブック研究 一回目

 転送円につながれた短周回を回る「転送×転送!」は、厄介なマップである。砦をまわり帰城するだけのことがうまくいかない。そんなマップを攻略せんと構築したのが以下のブック、「ねことわたし」である。


対「転送×転送!」用ブック「ねことわたし」

クリーチャー

無属性
地属性

スペル


ブック解説

 クリーチャー七枚、スペル四十三枚という異常な片寄りを見せる、「ねことわたし」。まさに、転送円を効果的に使うという、そのことしか考えていないことは明らかだ。過半どころかほとんどをスペルが占めるため、ライフフォースには脆弱。課題の多いブックではある。

 適切に転送円に飛び込めるよう、ホーリーワードを中心に移動系スペルを充実させてある。特に、ホーリーワードXを多めに入れてあるのは、北の周回においての移動効率を考えてである。ほかにも周回効率を上げるため、パーミッションやリコールも入れてある。

 移動関係以外に入れたスペルは、資金調達用のマナ、ブック回転用のリンカネーションとホープ、そして防御用にシャッターとライフフォースである。なにぶんアイテムを入れていないため、シャッターがないと土地を守りきれない。

 クリーチャーには、必携ともいえるスペル、ランドプロテクトが手札を圧迫することを嫌い、スペル対象にならないものを選別した。はじめに白羽の矢が立ったのはケットシーだったが、その後の改定でサンドマンに変更。その理由は、スクロールとナイトメア対策だ。

 ただサンドマンは、ケットシーよりも能力的に優れるため、配置条件が少々厳しいという欠点を持つ。地属性土地をとにかく一つ押さえないことには、呼び出すことさえ出来ない。そのため、土地獲得要員としてリトルグレイとルナティックヘアを抜擢した。

 数ある無属性クリーチャーのなかから彼らが選ばれたのには理由がある。50%の確率で誘拐を発動させるリトルグレイは、アイテムを持たないこのブックでは重要な敵排除クリーチャーとなってくれるだろうし、ルナティックヘアは、デコイやアンシーン、オルメクヘッドといった、ST0のクリーチャーを潰すのにうってつけだ。

 なお、このブックが猫とはなんの関係もないのに「ねことわたし」という命名がされているのは、もともとケットシーメインで考えられたという名残である。できれば、遠くから見守っていてくれるとありがたい。


本ブック、実戦での模様

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公開日:2001.01.14
最終更新日:2001.09.02
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