私が『ラブプラス』を知ったのは、2009年の4月終わりごろだったのではないかと思われます。おそらくは、『クイズマジックアカデミーDS』のからみで知ったのです。雑誌に載った記事、それがあまりにも印象的だったために、ネット上でぱっと情報が広がった。当時、QMA DSをやっていた私は、コナミのゲームということで一緒くたに情報を取り込んで、これはなにやらすごそうだと思って記憶に留めたのでした。
当時、私の参照した記事を見付けました。ファミ通.comの「24時間いつでも彼女と会える恋愛コミュニケーションゲーム『ラブプラス』」です。これに雑誌(おそらく『電撃G's magazine』)の情報が加わって、より興味は高まることとなりました。タッチペンやマイクを用いたインターフェイス、内蔵クロックに同期したイベント。しかし、それだけなら、意欲的なゲームだなといった印象で終わったかも知れません。つまり、それ以上にインパクトを与えたものがあったというわけです。
それは出演声優情報でした。
小早川凛子を演ずるのが丹下桜、姉ヶ崎寧々は皆口裕子。これには驚きました。私は長くアニメから離れていたから、丹下桜が活動を休止しているとは知らずにいて、さらにいえば最近の人気の声優についてまったく知らずにいたのですが、それ故にというべきでしょうか、丹下桜、皆口裕子という名前は強烈に作用しました。特に熱心なファンだったということもない。けれど、その名前も声もよく覚えている。十年近いブランクを持ってなお思い出される声の持ち主。これは、なんかすごいぞ。興味をそそるには充分でした。だから——、
最初に好きになったのは声
こういってしまってよいのだろうと思います。