なんかすごそうなゲームをコナミが準備している。『ラブプラス』に関しての第一印象はそうしたもので、加えて声優がすごい。これは絶対買わないと。そう思っていたのですが、去る者は日日に疎しという言葉もあるように、興味は持ちながらもだんだんに購入意欲は薄れていって、発売日が近付くほどに、どうしようかと迷うようになったのでした。買ってもいいと思っている。しかし、出費がかさんだこともあって、見送ろうかなと思った。実際、見送ると一度は決めたのです。しかし、そんな私の背を押したものがありました。それは、ネットでちょっと話題になった記事。4Gamer.netの『ラブプラス』プレイ・レポートでありました。
それは異様にテンションの高い記事。本来、こうした紹介記事は対象についてを冷静な筆致で綴るのが一般的であるところ、この記事ではそんな慣例など見事無視して、自分の感情の発露をそのままに文章に乗せた、といったような様子であって、しかしこのスタイルは正解であったと思われます。普通の紹介記事だったら、読んでも、ただ、そうかと思うだけで終わったかも知れない。しかしこれは違いました。なにか物凄そうだ、そう思わせるなにかがありました。特に私の場合、ゲームの内容は知っていたのだから、著者の一種鬼気迫る情熱、それがなければ、きっと一読して終わったろう。あるいは話題にもならずに、ということは読む機会も得られないまま終わったろう。しかし、私は出会ったのです。そして、これは自分もやってみるしかないな、そう思うまでになったのでした。
私がこの記事に出会ったのは9月2日のこと。そう、『ラブプラス』発売の前日です。そして私は、記事を読み終えるや即座に注文を出していたのでした。
< 最初に好きになったのは声 だいじなのは何でもそうよタイミングよ >