前々回にはリセットの、前回には時刻変更のペナルティについてをとりあげましたが、これはつまりどういうことかというと、こうしたペナルティを利用することで、『ラブプラス』プレイヤーに対する効果的な嫌がらせが可能になるということです。こっそりと開始して電源を切る、それだけで落ち込む台詞をお見舞いできる。さらには、DSの時計をちょっといじるだけで、取り返しのつかないほどの大ダメージを与えることができる。
ただ、一言いっておくけど、これをやったことがばれたら、関係の修復はまず不可能になると思った方がいい。たかがゲームじゃん。冗談だよ、冗談。そんないいわけ、それこそリアルタイムモードでこつこつやっている人間に、通じるとは思えません。今でこそ一ヶ月、これから先となると、数ヶ月から数年という時間をかけて積み上げてきた感情が台無しにされるわけだ。まあ、よくて喧嘩。悪いと刃傷沙汰かもね。と、ここまで書いて、そういった不幸なできごとは避けたいものだなあと思うわけです。
だから、私はいいたい。DSには鍵をかけてしまいたい。
私の知るかぎり、ニンテンドーDSにはロック機能はありません。電源を入れて、特定のパスコードを入力しないと、一定時間で電源が切れるとか、そういう機能です。iPodにはあります。けれど、DSにはないですよね。
私はこれがちょっと不満で、というのはDSを持ち歩いているからなんですね。
例えば職場で、席を外している時に、興味を持った誰かが開いてみないとも限らない。セーブしなければ大丈夫だろうと、軽い気持ちでプレイしてみて、それで電源を切られたら、それはちょっとまずいことになる。あるいは、身のまわりに敵がいる、そんな人はいないでしょうか。そういった場合、的確なダメージを与える手段として、設定変更がなされるかも知れない。誕生日など特殊イベントの翌日に日付を動かされたら、それでその一年はふいになります。このゲーム、時間を巻き戻しても、イベントのやりなおしはできないんですよね。なんというストイックさ! と驚きますが、それが仇になるケースもありそうだと思うのです。
もしDSiにロック機能があるのだとしたら、即座に乗り換えてもいいなと思うのですが、どうなんでしょう。私のロックしたいというのは、ゲームのスタートと、それから時計まわりのシステム設定。さすがにそれを使うことはないとは思う。けれど、切実にこれを望む人もあるのではないかと思います。
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