『ネットでロン!』ネットワーク接続初日は、対局相手が全然いないという状況。対CPU戦のみでログオフしたという模様は、すでにお伝えしました。でも、対人戦が出来なければネットゲームの意味がない! というわけで、夜、人が集まりそうな時刻を見計らって、再接続を試みたのでした。
日付が変わるくらいの時刻。接続してみて驚くのが、睦月香さんがきちんと応対、接客してくれるということ。これには感動しました。いや、まじで。
さて、接続だけで感動していても仕方がないので、シングル対局に挑戦してみましょう。メニューからシングル対局を選択。したら、二十人前後の人がいるではありませんか。とりあえず、一番人の多い部屋にいって、対局の予約をしてみました。
いや、しかしなんというんでしょうね。無闇にどきどきするのですよ。形態としては対CPU戦と大きく変わるわけではありません。でも、確かに画面上の卓のその向こうに、対戦相手がいるとひしひしと感じさせるのです。チャットが出来るからではありません、名前や牌がバリエーションに富むからでもありません。なにより違うのは、卓に向かっているときの、ひりひりとした緊張感。どきどきして、はらはらして、でもたのしー! なのです。
都合、三戦ほどを対局してみました。三位、二位、一位と順調に勝てたところで気分よくログオフするという、非常に駄目な勝ち逃げ野郎ぶり。級位は、九級から八級に上り、使える牌の種類やなんかも増えて、やっぱり楽しさはネットワークにこそあるのですね。いや、ほんとに楽しいの。
対人戦を終えて思うのは、CPUが、想像以上に平面的であったということ。人間の打ち回しぶりは本当に多種多様で、考え考え牌を切っていかないと、思わぬところで足をすくわれます。当然、こちらも策にこります、奇手も弄します。のどかに打ってるように見せても、実際には本気も本気で、生来の負けず嫌いが顔を出すのです。こりゃ、勉強になるわ。きっと、ずっと強くなれます。
そして、対局のテンポがほどよいということ。『ネットでロン!』には、時間制限があるのです。つもってから牌を切るまで十秒、鳴きにいたっては五秒です。これが、CPU戦ではきつい。ちょっと考えたいと思っても、その余裕を与えてはくれないのですから。
でも、対人戦はちょっと違う。ひとりひとりが少しずつ考えるので、少しずつ余裕ができて、落ち着いて場を見ることが出来ます。CPU戦での追いまくられるような感覚もなく、気持ちいいテンポで対局することが出来るのです。
でも、公式戦ルールでは十秒、五秒ルールは健在。そのおかげで無闇な長考が発生せず、スムーズに場が流れていきます。いい感じですよん。
あがった人には「おめでとー!」、あがった人は「ありがとー!」。このちょっとしたコミュニケーションが楽しいですよ。面子が集まるまでのチャットで情報交換も楽しいし、対局中のひとこともいい味を添えます。このあたりは、やはりネット対局の面白さなのかも知れませんね。
上に述べたいくつもが集まって、場の温度というものを醸成しています、多分。その温度というのがほどよく人肌で、気持ち良かった。ネットゲームって楽しいなあ、病みつきになりそーっ! ちょっと危ないかも……しんない。
今日、大阪に出て、薄型のEthernetケーブルを購入してきました。ELECOMの「スーパーフラット イーサネットケーブル(製品番号LD-CTFS)」。これが、もうびっくりするほど薄い。1mmちょっとくらいしかないんじゃないかなあ。これなら、扉の下もばっちり通ります!
ちょっと値段が高いのが難ですが(10mで定価2,800円)、それだけの価値は充分あります。ちょっといい買い物したなあ。