『Lの季節2』をプレイしはじめて、通算で四日目? ちょっとプレイできない日が続いたけれど、なんとかプレイは続行。とにかく続けないことには、去る者は日日に疎しではないけれど、だんだん疎遠になって、プレイしないようになって、そして悔いだけが残るということにもなりかねない。少しずつでいいから、プレイし続けることで、興味を持続させ、とにかく心を離さないようにする。それが重要だ。
さて、前回私は、そのシナリオはちょっと乱暴すぎやしないかといっていた。なので少しプレイを巻き戻して、シナリオの空きを埋めるべくプレイしている最中だ。いい加減に現実界にいきなよという意見もあるかも知れないが、私の中ではまだ幻想界に句点が打たれていないんだ。バッドエンドでもいい。とにかくこれと納得できるものを見ないことには、彼らのストーリーから離れられない。意地になっているのである。
なので、例によって進捗状況とニューロマンシーボタンを置いておくので、ネタバレ回避しつつ、読んでくだされ。
幻想界において、バッドエンドをひとつ、ノーマル(グッド?)エンドをひとつ見たところ。ともに澪泉エンドであり、ルートはブロックの少ないほうを通っている。具体的にいうと、グッドエンドは澪泉 双葉エンド (1)。
その後、ブロックの多いほうを攻略中。まだルート統合には至っていない状況。
とりあえずたどり着いたルートがあんまりに納得いかなかったので、中庭経由で進むことにしたのだが、そうしたら沢村美都に再遭遇。とにかく嫌われキャラの沢村は、表面的に現れる個性はそれほど天羽さんに違ったものでもないのに、っていうのは、かたい印象や鋭いつっこみ、そして過剰な防衛心についていっているのだけれど、ああも違った描かれ方がされるものだから、やっぱりちょっと不憫かもって思えてくる。だってね、ニューロマンシーで接続を試みる際の質疑見てると、やっぱりそんなに悪い子じゃないんよね。結構かわいいところもあると思えるんだが、けどやっぱり我々は天羽さんの下僕だから、馬鹿な男子だから、彼女に対しては否定的にならざるを得ないのか? それはシナリオの時点でそうなのかも知れない。だから、不憫。きっと沢村は、天羽さんにたいして同族嫌悪に似た感情を抱いているんだろうなあ。あるいは嫉妬か? いずれにせよ美しい感情じゃない。けど、そうした人間臭さは悪くないと思ったりもする。そう、ただ理解が足りないだけなのだ。
というのは、どうでもいいとして、現在中庭、校舎裏を読んで、そのどちらにおいても出会った人間にニューロマンシーを実行せねば、バッドルートに押しやられてしまうというのを確認して、ということは図書館では鵜野杜に出会って、同様にニューロマンシーを行使しなければ、逃走、屋上、星原さんにやられる、ことになるんだろう。しかしニューロマンシーで繋いだ時の反応、ちょっと凝ってて面白いと思うんだけど、例えば沢村だったら、不審人物に対する彼女の考え方がうかがえて、駄目だよ、沢村さん、そんな考えじゃ生きるのがつらくなるばっかりだよ。いったい彼女は、どうしてああもかたくなに自分を守っているんだろう。そんなに世界に怯える必要はないし、とげをはやす必要もないんだよ、といってあげたい。まあ、聞く耳持たないんだろうけど……。と、プレイヤーに思わせてしまうキャラづくりがされているというのが、彼女の最大の不幸だよなあ。
天羽さんにニューロマンシーを試みて、しかし驚いたのが、昨年の七角ペンダント事件、こちらではどういう扱いになっているんだい? もちろん現実界をプレイしてみればわかるんだろうけど、幻想界の情報だけじゃわからないことだらけで、なにがわからないといっても、星原さんは天羽さんの記憶を再封印したのかね。だとすれば上岡の事件に関する記憶も全消去しなければならないわけで、だとするとなんで上岡は天羽さんを碧だなんて呼ぶのさって話にもなって、事件の記憶を消されても、やっぱりふたりは付き合うことになったってことか、あるいはまだ別の可能性があるのか。とにかく現実界をプレイする日が待たれますな。けど、今は幻想界編。あまりにカナカナが出なくなっているのがショック、というか、BLに登場するヒロインなみのフェードアウトに戸惑いを隠せないんだけど、まあそれもシナリオを進めればわかるのでしょう。
ええと、つっこみいいでしょうか。今回の意識不明事件、幻想界における犯人はやっぱり桐生なんですね。そのあまりの唐突さに正直面食らってしまって、つうか桐生先輩、なに毎年同じ失敗繰り返してるんですか。お願いしますよ。成長してくださいよ、というのはまあいいとしてだ、桐生に襲われている時、九門が自力脱出できないとなんと助けに来るのが星原さん。これには参りました。実際、これは駄目だろう。いきなりの里帰りに、ちょっと星原さん、境界を越えるなと警告しておいて、自ら越えてきますか! でも、ここで境界の曖昧になっている描写が見られて、あれ、我々が今いるのはどっちの世界? 間違いなくさっきまでは幻想界で、校門近くの植え込みで双葉と一緒に指輪探してたはずなんだけど、一瞬で境界が揺らぎでもしたというのか、星原介入後は現実界の校舎内? けど、鈴科さんが普通に駆けつけてるよね。思い掛けない里帰り? どうなってるの? まあ、こうしたゲームはテキストが細切れに作られるから、こうした不整合も出てしまうってことなんでしょう。けど、あそこで星原さんが助けに来るのはちょっと無理があると思う。自力脱出できなかったら即バッドでよかったんじゃないかと思うんだ。
とりあえずこのまま進めるとして、けれど気になるのは双葉に対する対応で、もし自力脱出していたらどうなっていたんだろう。星原さんによるニューロマンシーは発生しなかった? だとすれば、双葉の記憶を探るのは九門? けれど、九門がニューロマンシーを行使するだけのきっかけが見当たらない。私はきっと双葉の指輪を探す際にニューロマンシーを行使、そこで双葉の記憶の改竄されていることに気付くものだと思っていたから、それが実に意外で、だって双葉の記憶の封印から気を失うという流れは、九門では出ないだろう。まあ、これに関しても以降のプレイ次第。桐生先輩に対するニューロマンシーを成功させればわかる話で、というか、もしかしたらニューロマンシーを試みようとするも失敗、星原介入は避けられない? まあ、いいや。プレイすればわかる話だ。
現実界をプレイしていない状態でこういうことをいうのはいけないけれど、あまりにアグレッシブに動きすぎる星原さんに戸惑いが隠せない今作、もし現実界だと星原さんが今以上に大活躍とかだったら、ちょっと幻滅するかも知れない。なので、幻滅しませんように。そう思いながら、まずは幻想界にケリをつけよう。