一月の第二月曜は、二十歳の若者たちを祝う成人の日だ。日本では二十歳で成人に達するのである。だが、この日は我々日本の成人の幼稚さを明らかにする。
テレビや新聞が、彼ら大人が多くの事件を引き起こしているというニュースを伝える。例えば、式典の妨害、暴力、喧嘩、傷害、急性アルコール中毒、飲酒運転、トラブルに大事件。これら出来事は、十年ぐらい前から増えてきている。そして年のいった成人たちは狼藉の若者を止められずにいる。
だが、野蛮な成人は少数派である。私はニュースでしか彼らを知らない。一部の新聞、一部の番組は、若者すべてが軽率であるかのように、相変わらずいっている。そのような悪意の声に耳を貸してはいけないが、しかし彼ら若き成年たちはまぎれもない日本人であり、すべての日本人が彼らの気質を持っていることを知っておかなければならない。もしかしたらあなたは、日本人はいつも礼儀正しいと思っているかも知れない。そのような考えは捨ててしまったほうがいい。もし日本人と親密なつきあいを結んだなら、日本人――そしてもちろん私も――が豹変することを知るだろう、例えば酒の席で、権力の下で、そして旅先で。
二千年まで成人の日は一月十五日だった。それが第二月曜に変更されたのは、体育の日と同じ理由からだ。連続の休日を作り出すため。ああ、ばかげてる!
(初出:Les douze mois au Japon, mais selon moi,オリジナル:フランス語)