一念発起フランス語

なんとかついていけてるかな

授業二回目の模様報告

 第二回目の授業が終了。なんとかついていけてるといった感触。授業の進め方も、徐々に分かるようになってきました。全十回の授業で、テキストを三課分進む。現在は第十四課なので、ちょうどその折り返しとなるのが今日なのでしょう。

 予習してきてくださいねという先生のいいつけも守って、きちんとテキストを読んできてます。しかし、なにがショックだったといっても、テキストに出てくる語彙のほとんどは平易なものだったということ。分からない単語はもちろん辞書で引きはしますが、文の主要な部分は辞書なしでも分かる程度です。このテキストが、ビデオで見るとなるとまったくといっていいほど分からなくなるのです。

 ものすごいショックな話、なんとか慣れないといけません。

発表:この一週間なにをやっていたのか

 授業が開始されると、まずは、この一週間に起こった出来事の発表となります、もちろんフランス語で。僕は自己紹介は苦手ですが、こういうのになると多少ましになります。席次は前回と同じで、消えた人がひとり、増えた人がひとり。その全員の発表が終わって、最後が僕の番です。

 僕がいったのは、夏目漱石の全集が刊行されていて、本好きでなかんづく夏目漱石を愛する僕はそれを買ったということ。しかし、発音に問題ありでした。

 全集は、フランス語で œuvre 。僕はこれに冠詞をつけて l'œuvre としたのですが、この œ の発音がへぼかったせいで、 Louvre と勘違いされてしまいました。それに、今になってよく考えてみたら、全集だったら複数になるんだろうから、 Les œuvres にしないといけない。微妙に、間違いだらけです。

 ともあれ、発音が違うととんでもない間違いが生じるということで、より、より練習の気運が高まります。頑張ろう。

テキストでの練習

 一通りの発表が終われば、次はテキストを用いての練習です。テープを聞いて、その対話中に現れた食品とその分量を書き取るという練習。まあ、なんと難しいことでしょうか。食品まではなんとかなったとしても(それでも完全じゃない!)、数字がとんでもなくややこしいと定評のあるフランス語です。分量を、よしんば聞き取れたとしても、頭のなかで数字になおしているうちに対話が終わってしまう…… それほど難しい数はでなかったんですけど、この有様です。もう、駄目駄目。数字、勉強しましょう。

 その後は、商店主と客に分かれてのダイアログ作成問題。冠詞の穴埋め問題もあって、練習帳に移りました。

練習帳、結構楽しいかも

 練習帳を開いてはじめは、発音及びスペルで、名詞の性を読み取るという方法の勉強になりました。フランス語の名詞は、ことごとく性を持っています。例えば、さきほど出てきた œuvre は女性名詞、といった具合にです。

 この男性女性の差を覚えるのが、意外と一苦労なのですが、それを(比較的)簡単にする法則の数々。これはありがたい。スペルがわかっている必要がありますが、スペルを覚えるのは当然であるし、性よりも覚えやすいものでもあります。

 名詞の性判定法の後は、テキストの問題を解いていく。語群Aに現れる名詞と語群Bに現れる形容詞を線で結んだり、数詞にふさわしいものを語群から選ぶなど。第十四課のトピックは、量を表すというもののようで、それにまつわる問題の数々を解いて、これらに]慣れるのがここでの目標です。

 練習帳の次はテキストに戻り、鼻母音の練習。

 これらで、本日の授業は終了でした。

授業二回目を終えての感想は

 先生のおっしゃることは、ほぼすべてがまず間違いなく理解できることもあれば、大半が分からないといったこともあります。これはどうやら、その発言中に現れる語彙に、自分の知るものがどれだけ含まれているかという問題のようです。傾向を見れば、文法や発音に関するものは理解しやすく、授業における指示の類いは理解しにくい。これは、今まで僕のフランス語学習が、文献上のものに留まっていたというためでしょう。

 なので、やっぱり耳を鍛えることと、一般的フランス語語彙を増やすことが大切でしょう。

 頑張りたいと思います。

ちょっと嬉しかったかな

 今日の休憩時間、ちょっぽくさ他の受講者とお話したところ、自分の履歴に近い人がふたりいらっしゃることが分かりました。ひとりは学問上の履歴、もうひとりは趣味上の履歴です。こいつは嬉しいなあ。なんとなく、仲良く慣れるかも知れん。

 人見知りするたちの僕にとって、これはちょっとした死活問題なのです。


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公開日:2002.04.20
最終更新日:2002.04.27
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