ガレットというのは、フランス北西部のブルターニュ地方の名物料理。蕎麦粉をねって、クレープ上に焼いたものです。塩味で主食となるのがガレット。クレープのほうは、小麦粉で作ったもので甘く、デザートになります。
よく行くワイン屋さんで、偶然にシードルを出しているのにあたって、自分でもガレットを作ってみようと思ったのでした。というのも、ブルターニュでは、りんごで作った発泡酒、シードルでガレットを食べ、デザートにクレープ、そしてりんごのブランデー、カルヴァドスでしめるというのが、基本的な流れだそうだからです。
生地はだいたい四枚ほど焼ける分量、具材は一枚あたり分量。お好みで、いろいろな具を入れて楽しむことができます。今回は、基本的なものを取り上げてみました。
ボウルに卵を入れ溶きほぐし、そこへ牛乳、蕎麦粉、塩、バターを入れてよく混ぜます。泡立て器を使い、粉は少しずつ入れながら混ぜるとよいでしょう。そうすると、だまになりにくく、よく混ざります。バターは湯煎で溶かしてから入れると、混ざりやすくなります。
材料がよく混ざったら、二時間ほど寝かせます。
弱火にかけたフライパンや、ホットプレート(160℃くらい)に、生地を薄く広げ焼きはじめます。すくい入れたお玉の底で、円を書くようにして生地を延ばし広げるとよいでしょう。大きめに広げると、後が楽です。
生地に火が通ってきたら、真ん中に卵を落とします。適当な大きさに切ったハムを散らし、塩胡椒をして、おろしたグリュイエールチーズをまぶします。
適当な大きさにちぎったレタス、トマトをのせ、おろしたグリュイエールチーズをまぶします。
縁を、ちょうど四角くなるように、四方から折り返します。頃を見て裏返し、少し焼いたらまた裏返します。火がよく回ったと思ったら、皿にとって、出来上がりです。
結構簡単にできておいしく、いろいろなバリエーションも楽しめるガレット。ボリュームも結構あるので、充分主食になってくれます。シードルと一緒にいただくと、よりいっそういい感じです。
ガレットがどんなのかピンと来ない人のために、専門店のサイトを紹介しておきます。あわせて参考にしてください。