ブルターニュの味、ガレットを食べよう

 ガレットというのは、フランス北西部のブルターニュ地方の名物料理。蕎麦粉をねって、クレープ上に焼いたものです。塩味で主食となるのがガレット。クレープのほうは、小麦粉で作ったもので甘く、デザートになります。

 よく行くワイン屋さんで、偶然にシードルを出しているのにあたって、自分でもガレットを作ってみようと思ったのでした。というのも、ブルターニュでは、りんごで作った発泡酒、シードルでガレットを食べ、デザートにクレープ、そしてりんごのブランデー、カルヴァドスでしめるというのが、基本的な流れだそうだからです。

材料

生地

具材

コンプレット

サラダ

 生地はだいたい四枚ほど焼ける分量、具材は一枚あたり分量。お好みで、いろいろな具を入れて楽しむことができます。今回は、基本的なものを取り上げてみました。

ガレットを焼く

生地を作る

  1. 材料を混ぜます

     ボウルに卵を入れ溶きほぐし、そこへ牛乳、蕎麦粉、塩、バターを入れてよく混ぜます。泡立て器を使い、粉は少しずつ入れながら混ぜるとよいでしょう。そうすると、だまになりにくく、よく混ざります。バターは湯煎で溶かしてから入れると、混ざりやすくなります。

  2. 生地を寝かせます

     材料がよく混ざったら、二時間ほど寝かせます。

ガレットを焼く

  1. 生地を広げ、焼きはじめます

     弱火にかけたフライパンや、ホットプレート(160℃くらい)に、生地を薄く広げ焼きはじめます。すくい入れたお玉の底で、円を書くようにして生地を延ばし広げるとよいでしょう。大きめに広げると、後が楽です。

  2. 具材をのせます

    1. コンプレットの場合

       生地に火が通ってきたら、真ん中に卵を落とします。適当な大きさに切ったハムを散らし、塩胡椒をして、おろしたグリュイエールチーズをまぶします。

    2. サラダの場合

       適当な大きさにちぎったレタス、トマトをのせ、おろしたグリュイエールチーズをまぶします。

  3. 縁を折り、裏表焼きます

     縁を、ちょうど四角くなるように、四方から折り返します。頃を見て裏返し、少し焼いたらまた裏返します。火がよく回ったと思ったら、皿にとって、出来上がりです。

 結構簡単にできておいしく、いろいろなバリエーションも楽しめるガレット。ボリュームも結構あるので、充分主食になってくれます。シードルと一緒にいただくと、よりいっそういい感じです。

 ガレットがどんなのかピンと来ない人のために、専門店のサイトを紹介しておきます。あわせて参考にしてください。


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公開日:2001.05.12
最終更新日:2001.09.02
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