ベースの練習をひと月ほどサボっていたのがまずかったかな。先日、ベースの練習を再開して、面白がって指弾きで一時間ほど遊び、その後スラップの練習をしたところ、どうもそこここが痛む。見れば、中指の指頭に軽くひとつ、それから親指の側面にもひとつ、水膨れができてしまっていた。軽く皮が剥がれたのだろう。
水膨れは、いつかきた道だ。スラップ、振り上げ型ではなく振り抜き型をはじめたころにも水膨れを作ったものだ。アコースティック・ギターをはじめてから数年ほど、左右の指にできる水膨れに悩まされた。水膨れができ、皮がめくれ、治ったと思ったらまた水膨れができを繰り返してきて、しかしそれでもベースのあの太く強い弦には耐えないのであるな。親指側面はギターでは使わないからしかたないともいえるが、中指はギターでも使うからな。だから、やはり、ベースの負担はギターの比ではないというのがわかる。
まあ、弾きゃだれでも気付くことだけれどもな。
ベースを買った楽器屋の店主に、皮がめくれますよなんていわれたことが癪だから、意地でも皮をめくってなるものか。その意気でやっているのだが、油断するとめくれてしまうだろうな。しかし、それでもいずれ慣れるだろう。それまでは無理をしないよう、またギターに支障をきたさないよう、気をつけて弾くことにするさ。そして平気でベースを弾けるようになったら、皮なんてめくれませんでしたよとうそぶいてみせるつもりだ。