amPlug使ってみた

 先日買ったamPlug。この時期にこうした面白そうなものを買ったのにはわけがあって、それは連休を楽しむためなのだ。私は連休だからといって出掛けたりはしない。基本的にひきこもり体質だからな。連休にはひきこもって、ギター、サックス練習しまくるぞ、そう思って、amPlugを買ったのだ。どうしても音を出さないではすまない楽器練習において、他の誰かに迷惑をかけずに練習できるamPlugのような道具は、たいへん便利なものだ。例えば朝、そして夜、そうした時間でも気兼ねせずギターの練習ができる。そう思ったからこそ、連休を目前にamPlugを買ったのだった。

 そして、amPlug、使ってみた。最初は、コンピュータ用の外部スピーカーを通して聴いてみて、それからイヤホンで使ってみて、確かにこれは悪くないと思う。残念ながらコンピュータ用のスピーカーは非力で、音を大きくしてもきっちり出ているようには感じられないうえ、小さくするとただ迫力だけがなくなるという、どうしようもない感じであったのだが、それでも派手にディストーションの効いた音が出て、これはこれで面白い。イヤホンを通すと、ホワイトノイズがサーッと聴こえてきて、でギターを鳴らすと、スピーカーでは感じられなかったほどの迫力。ゲインフルはちょっと使いにくいな。ゲインを下げて、下げて、下げて、これ本当にどんだけ下げても歪むな、これ以上さげるといくらなんでもものたりないというくらいまで下げて、それで練習をして、いやあ、楽しかった。

 私は普段はクリーンからクランチくらいまでの範囲で弾いているから、これだけ歪んだ音を聴くというのは新鮮で、それだけに余計楽しかったのだろう。Pathfinder10で弾いている時とは全然違った感じが得られて、ともない遊び弾きするときにも全然違った風になって、こうした出音の違いは発想を違えてしまうものだな。当たり前のことだが、今さらにそう思って、それでなおさらamPlug AC30が欲しくなってしまった。まあ、すぐには買わないと思うけれどもね。

 Classic Rockがそうなのか、ほかのモデルでもそうなのか、ノイズはギターに繋いでいない状態でも出ているから、amPlugの問題なのだろう。で、ボリュームを上げるとノイズも大きくなる。ゲインを上げるとサーッというノイズが軽くビーッというように変わる。で、amPlugをコンピュータに近付けるとノイズも大きくなって、ということは外部のノイズを拾っているのか。こいつは難儀だなあ、と思ったが、まあ別にことさら神経質になる必要もないわけで、ギター練習するときには、ノイズ源になりそうなものからちょっと離れて、でもって、多少のノイズなら気にしないくらいの勢いで弾きまくればいいだろう。細かいことはどうでもいいからとにかく弾きたい、そんな人のための道具と思うのがよさそうだ。


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公開日:2009.04.30
最終更新日:2009.04.30
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