肩凝りに苦しむ

 私は元来肩凝りしやすいたちで、なのに体を動かすほうでないから、なおさら状況は悪い。状況が悪いといえば、仕事でも自宅でもキーボードを叩く時間が長いものだから、そうした点も肩凝りには非常に悪く働く。しかし、今週私の経験した肩凝りはそうした状況を超えてなお厳しいものだった。原因は、ほぼ間違いなく、ギターである。

肩凝りの原因行動

 肩凝りを引き起こしたのは、先週土日の練習であると思われる。土曜そして日曜に、アレグリアスを数時間にわたり練習した、それがもとで肩凝りをひどくしてしまった。しかし、なぜアレグリアスが体に悪いというのだろう。

 原因は、おそらくは親指だ。先日のレッスンで、ラスゲアードをする際の親指の位置について注意を受けた。親指でのダウンをしやすくするために6弦に指を添える。しかしこれには問題がひとつあって、それは薬指の不器用さ。親指を6弦に添えると、薬指が伸ばしづらくなる。そのためラスゲアードはぎこちなくなり、しかしそれでもなお繰り返し弾くものだから、徐々に負担が肩に力みとして蓄積されていく。これが肩凝りに変わったわけだ。

 一週間を気鬱にすごし、うち一日はほぼなにもできず寝込む始末。ギター弾くどころではなく、しかしこの週末にはなんとしてでもギターを弾きたいと思ったものだから、ストレッチなどして、また早寝を励行したりして、その上葛根湯を服用したりして、なんとか弾けるようにまで持ってきたのだった。

 しかし、アレグリアスをやると、肩に負担がかかって、頭痛が出てくる。だから少し弾いてはストレッチしながら休憩。再び弾いては休みの繰り返しだった。弾かないと慣れない、しかし弾くと負担で体が利かなくなる。まったくのジレンマであるが、しかしなんとか工面して練習して、力みなく弾けるようにしないと先がない。だから、とりあえずこの問題に関しては数ヶ月単位で取り組みたい。

 それはそうと、欧米人には肩凝りがあまりないんだそうで、うらやましいかぎりだ。人種的なもんなんだろうが、一体もってこの肩凝りってやつはなんなんだろうな。煩わしくて仕方がない。


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公開日:2007.05.26
最終更新日:2007.05.26
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