アストリアス D. カスタム S:表板特集

 ギターを弾く人間は、やっぱりどうしても表板に興味がいくのではないだろうか。なにしろ表板は、音に影響する重要なパーツであり、そしてギターの外観を決定する大きな要素でもある。木目はどうであるか、色は、あるいはキルトやバーズアイ、ベアクローといった杢も珍重されるため見逃せない。

 そういうわけで、今回はアストリアス D. カスタム Sの表板を特集してみよう。比較的木目の確認しやすい写真をよってみた。

表板一面

 まずは、表板を一望できる写真を見ていただきたい。残念ながら障子が写り込んだため上半分の木目はほとんど見ることができないが、下半分、ブックマッチされていることがよくわかるかと思われる。

ブックマッチの左右で色が違って見えるが、実際にはさほどではない

ブリッジ付近

 ブリッジ付近によってみる。ブックマッチによる色の違いは目立たなくなったが、まだそれでも感じられる。比較的木目がはっきりして見えるだろう。

はっきりとした木目が見えることがわかる

表板下半分

 同様にブリッジ付近。この写真ではわかりにくいが、ほぼサドルの両端にあたる位置に、木目の境目が走っている。木目はもちろん、中心に向かうほど密。

左右方向に、うっすらと杢がでているのが見えるかと思う

杢の表情

 杢が最もよく見えるのはこの写真。ブリッジ下部、左右方向に叢がるかぎろいが見える。

向こう半分を被写界深度の外に追いやってしまった。木目すら見えない

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公開日:2004.12.10
最終更新日:2004.12.11
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