D. カスタム S 定点観測:五十七ヶ月目

 D. カスタムをピックでも弾くようになって、苦手だったピックにも少しずつ慣れてきたように思う。ピックで弾くようになれば楽器にも変化があるかと思ったが、しかし鳴り方はそれほど変わっているようには感じない。荒れたりしたらいやだと思っていたのだが、メインは指弾きだからか、それとも楽器自体の個性がしっかりしているのか、それとも私が負けてしまっているだけなのか、いずれにせよ安定しているのはいいことだ。

 D. カスタムの、というかアストリアスがというべきかも知れないが、ネックは結構薄めだ。だから、握りやすい。だからストロークをする際に、親指で6弦を押さえるというやつ、セーハの代用に使う方法だが、あれもやりやすいのではないかと思うのだが、残念ながら私の楽器は指板幅を少し広げてもらっているので、それが難しい。しかも、6弦が少し指板の内側寄りにあるので、なおさら押さえにくい。これ、指板幅は広げたが、ナットの溝は43mm、標準幅と一緒なのではないかという話があって、でもまあいいや、これで慣れてしまった。

 私の楽器、D. カスタム Sはストロークには向かないかも知れない。けれど、ストロークができないわけではない。指弾きメインと思って発注した楽器ではあるが、ストロークも含め、この楽器に可能性があるなら、それはちゃんと追ってみたい。


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公開日:2009.08.19
最終更新日:2009.08.19
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