本日は、再び友人宅を訪ってのアンサンブル練習。今回のメンバーは二胡とピアノであった。
さて、こういう編成になるとピアノのあまりの存在感の大きさに、ギターは正直いなくてもいいかなあと思えるようなもので、思うのだが、ピアノとギターはその仕事の範囲が非常に似通っている。独奏楽器が別にあるわけだから、和声をつけて伴奏を行うというのが基本の仕事になるわけで、じゃあここにピアノとギターはその仕事を分担しなければならない。しかしどのように? と、我々はピアノとギターが同居するという状況にあまりなれていなかったこともあって、その振り分けにおいては不明瞭なままであった。
ただ、今はまだギターを弾く私の経験が少ないこと、技術が伴わないことを考慮して、ピアニストに多くを頼ろうと思っている。最悪、ギターが途中で落ちてもなんの支障のないくらいだと私は安心だなあ。と、そんなことをいっていたら、ピアニストにはえらい負担であるそうで、ピアノがこけたら皆こけたというのも無茶であるから、ある程度は自分も頑張らんといかんなあと思いながら、どう頑張ったらいいかは正直なところよくわからない。
私はこれまで特に意識してこなかったのであるが、どうもストロークで弾くのは嫌いなようだ。まったく練習してこなかったわけでなく、ちょこちょこいろいろ試してみたりもしていはするのだが、どうにも乗り気ではなかった。
その理由が今日わかったような気がする。
実に単純な話、どうも私はストロークが嫌いなんだ。そこはストロークでやってくれないかといわれて、嫌そうな顔をして見せるわけさ。ええーっ、どうしてもストロークじゃないと駄目? って、ドレッドノートを使っているくせにストロークを嫌がるというのも変な話であるが、だって好きじゃないのだから仕方がない。
でも、好きじゃないからといってやらないというわけにもいかないから、状況によってストロークもやってみようかと思う。
ストロークのあまり好きでない理由は、なんとなくわかっている。ストロークはアルペジオに比べて、あまり弾いているという感じがしないからなのだ。うまくカッティングできるようになって、グルーヴ感も出せるようになれば話は変わるのかも知れないが、いまのところはあまり乗り気にはなれない。
アンサンブルの練習をしてみて、実に弾き足りない一日であったと思った。
これでも練習に入る前に、いつもの基本の音出しを1セット済ませているし、練習だって数時間やっているのだが、やはりいつもの音階なら音階ばかり一時間とか、アルペジオばかり一時間半とか、そういう濃密な練習とは違うわけだ。
いい加減にやっているつもりはないのだが、この感覚の違いというのはなんなのだろう。弾き足りないといえば、ピアニストもそんなことをいっていた。不思議なもんだが、それでも全然弾いたという感じがないんだから仕方がない。
うーん、もっとどかんがつーんと弾きたいのかなあ。