GRAND ETTEILLAあるいはエジプト人のタロットは、単なる占いの手段ではない。神秘的で寓意的な象徴を持つこれらカードは、遥かな太古にまで溯ることができる。口頭伝承や魔術の写本によると、これらはファラオの時代、エジプトの神官たちによって創造され、中世にはボヘミアンたちの手で、偉大な書物「カバラ」の挿画に基づき仕上げられた。十九世紀に入り、著名なカード製作者であるグリモーにより再発見され広く流布されることとなり、今日では、フランス・カルタ社の専門家によって明確に解釈され、完成の域に達した。
GRAND ETTEILLAは、数世紀にわたる実験により確立されたカード運用法によって、喜びや苦しみ、気がかりをともなう此岸の唯物論と、人知の及ぶところではない事柄の記される彼岸の唯心論、これら両者の関係を取り結ぶ。
したがって、GRAND ETTEILLAは、職業として占術を実践するすべての者、そして人生に対しより明晰な目を投げかけたいと望む者たちにとって、素晴らしく貴重なガイドとなる。
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