OSの脆弱性というといの一番にWindowsを思い出すという人もいるかも知れませんが、Mac OS Xにだって脆弱性は存在します。脆弱性があるということは、悪い人のつけ込む隙が存在するということで、だからこそアップデートもしておかねばなりません。けど、アップデートしたのが原因で動かなくなったりしたら困る……。そういうジレンマもあって、アップデートの必要性を感じながらも先送りにすることがあって、いけませんね、こういう危機意識の薄さが取り返しのつかないトラブルを引き起こしたりします。こういう、アップデートすべきところをしないでいて起こったトラブルは、間違いなく自業自得、人災といっていいかと思います。なんだか世の中には、ウィルスだなんだで起こったトラブルを、そのウィルスやらワームやら、あるいはそうした環境を作った人間が悪いみたいにいいたがる人がいるみたいですが、脆弱性があることを認識しながらあえてその脆弱性を持ち込んで起こったトラブルなら、悪いのはその計算機を使用しているユーザーです。もちろんワームやらトロイの木馬作った奴らも悪いけれども、けど一番悪いのは、そういうのがつけ込む環境であることを知りながらその環境を持ち込む人間でしょう。
と、そのように考える私にしても、なんだかんだとセキュリティアップデートを先送りにして、ようやく今日重い腰を上げたのでした。ログを見てみれば、2006年10月26日にOSアップデートをしていますから、二ヶ月間放っておいたって訳で、こりゃいかん。人のことばかりいっていられない状態です。
いつもどおりの手順(ディスクの修復やら再起動やら)を済ませて、ソフトウェア・アップデートを起動してみたら、なんと驚きです、アップデータがふたつも表示されました。
あらあら、長いこと放っておいた間にふたつも出てたのか。ひとつ出てたのは知ってたけど。でもここは思い切ってふたつともあてておきましょう。
そんな具合でおこなわれたアップデート。あててみた結果はというと良好です。久しぶりに再起動したことも大きいのかも知れませんが、とにかく良好、一安心です。