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iPod mini欲しくなる病、突然の発病

 僕の場合、友人がコンピュータ関係の情報源となることが大抵なんですが、今回のiPod miniに関しても同様、友人がサイトで紹介した記事が発端となりました。

 iPod mini。見た感じは随分いいように思えます。iPodがどちらかといえば少しもっさりした印象があったのに対し、iPod miniはすっきりとスタイリッシュにまとめられて、洗練された感じがあります。いや、iPodが洗練されてないというのじゃなくて、iPodに残っていたPC関連ガジェットという匂いが払拭されたというか、普通に女学生とかが持っていても全然おかしくないだろうと思えるほど機械という感じがしません。おしゃれ小物――、でもこれ音楽とか聞けるんですよ、そんなさりげなさがするんですよね。こりゃ、物欲の人ならずとも欲しくなるというものです。

 実際この報を得て、iPod miniの写真も見て、僕も欲しくなったのですが、なんとかその第一波はしのぎましたね。だって、きっと安くはないでしょう。iPod miniは本国価格で249ドルらしいですが、これだとどう考えても26,800円くらいにしかなりません。iPodは本国価格で299ドルから、日本では31,800円からです。

 ちょっと、26,800円は払えないように思えました。それだけあれば、前から欲しがってるヤイリレディーバードを買います。これがiPod miniへの第一印象でした。

欲しい病の発病

 1月7日時点ではこんなクールな受け止め方しかしていなかったのに、10日になって突然欲しい病が発病してしまいました。こりゃやばい雰囲気ですよ。

 なぜ欲しくなったのか、これは9日に欲しがっていたCDが届いたこと、そしてスケジュール管理の魅力が原因でしょう。

 iPodは本質的にはミュージックプレーヤーですが、さすがデジタルガジェットというべきか、スケジューラやTo Doリスト、アドレス帳といった機能も備えています。そして(これが重要なのですが)、これら機能はMac OS X付属のアドレス帳、iCalといったアプリケーションと同期するのです。こ、こりゃなんかすごいぞ。と手帳を持たず、電話も持たない人がいうのだから、iPod miniの魅力たるやたいしたものですよ。で、いずれiPod miniを購入する可能性を含めて、10日時点でのスケジュールを全部打ち込んでみました。

2004年1月10日時点予定
するとこんな感じ

 なにがすごいといっても、全然予定がないということでしょう。必死で考えて、1月11日のComicCityしか予定がないって、ものすごい悲しい人ではないですか!(七年ぶり二度目の参加であります、あ、お客としての参加ね、出店者じゃないですよ)

 あまりに悲しいので、To Doリストも全部思いつくかぎり入力してみました。

2004年1月10日時点のTo Doリスト
するとこんな感じ

 これもまたすごい。ふらんす振込というのは、フランスに振り込むのじゃなくて、白水社雑誌『ふらんす』の定期購読料金の振り込みという意味です。1月22日が二月号発売日なので、この日までに振り込まないと間が開いてしまうという、ただそれだけのことです。

 しかし、こんなに予定やなにかの少ない人でありますから(あまりに悲しかったので、日本とフランスの祝祭日を読み込んだりしてみました)、iPod miniを買ったとしても、きっとまったく活躍しないと思う。でも欲しい! このへんは、まったく業といってもいい感じですね。

そして名入れサービス

 現在アップルストアでは、無料でパーソナライズサービス(名入れサービス)を受けることができます。この期限が3月27日までという微妙なもので、なんで微妙かといいますと、iPod miniの発売が四月ということから、もしかしたらiPod miniへのパーソナライズも無料で提供されないかなという、実に虫のいいことを考えてるからなのです。

 パーソナライズサービスというのは、iPod裏面に最大26字*2行で文字を入れてもらえるというサービスです。漢字等の2バイト文字も使えますよ(その場合1行13文字までになります)。iPod miniでは最大23字*2行とちょっと短いのですが、僕の入れたいと思っている文なら大丈夫です。その入れたい文章とは、以下のとおり。

こんな感じになるらしい
Je ne peux jamais vivre
sans la musique!

 日本語に訳せば、音楽なしじゃ生きてけないよ! って感じでしょうか。ただ重要なのは、このサービスをiPod miniにも無料で受けられるかです。多分無理な気がします。いや、きっと無理な気がします。でも、もし駄目だったらお金払ってでも受けそうな気がする。いや、これが無理なら買わない――という選択もないような気がします。われながら、なんと業の深い……


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公開日:2004.01.11
最終更新日:2004.01.18
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